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送金時のガス代の目安は?
イーサリアムで送金を行うには、ガス代というネットワーク手数料が必要になります。このガス代の価格は、利用者が多いほど高騰します。 なぜ利用者が多い時ほど高騰するのか、それはオークション形式と考えるとイメージしやすいでしょう。 イーサリアムでは高いガス代を設定したトランザクションほど優先して処理が行われます。我先にと処理を行って欲しいユーザーが後を絶たなければ、自然とガス代は高騰していくことになります。逆に、利用者が少なくトランザクションが混雑してない時間帯を狙い、ガス代を少しでも安く済ませることも可能です。 このガス代の基準とは一体どんなものなのか気になりますね。どういった計算でどのように決定されるのかこの章で解説します。gweiという単位を覚えよう
まずはじめに、ガスの価格はgweiという単位で表されます。1gweiとはいったいいくらなのでしょうか。 1gweiは1ETHの10億分の1
1ETHは1×10の9乗、つまり1,000,000,000gweiで表します。10億gweiが1ETHという事ですね。(1ETH⇔10億gwei)ガスリミットは消費額の最大値
ユーザーはあらかじめ消費するガス代の上限(ガスリミット)を決めることができます。ガスリミットとはあくまでも消費する最大値であるため、最大値まで消費されなかったガス代は返却されます。 単純にイーサリアム(ETH)の送付を行う場合は、多くのウォレットで21,000のガスリミットがデフォルトで設定されています。これに必要なgweiを掛けたものがイーサリアムの送金手数料です。 例:50gwei×21,000ガスリミット÷10億=0.00105ETH
ユーザーが設定したこの上限をガス代が上回ることはない仕様なので、予想外のガス代がかかってしまったということは起きません。このため、ガスリミットを低く抑えて送金時にかかるコストを節約することも可能ですが、おすすめしません。安い手数料のものは後回しとなり、いつまで経っても承認されないという事態に陥りかねないためです。実際にガス代を計算してみる
gwei価格はトランザクションが混雑していない時の標準的な価格でおよそ50~80gweiです。※2021年12月時点 ではgweiの価格が50と仮定した場合のイーサリアム(ETH)の送金手数料を計算してみましょう。 gweiが50と仮定して、ガスリミットが21,000の時の送金手数料は、「21,000×50=1,050,000 gwei」になります。 ここからgweiをETHに変換するために10億分の1にすると、「0.00105」つまり送金手数料は0.00105ETHとなります。1ETH=4,000ドルのとき4.2ドルということになりますね。
らっこ 最近はガス代の高騰が問題になっているね
イーサリアムのネットワーク手数料を節約する方法
結論から言ってしまうと、イーサリアムのネットワーク手数料は非常に高いです。 では、どう節約したら良いのでしょうか?ガス代の節約
イーサリアムネットワーク手数料は、賢く利用することで節約することが出来ます。


節約方法を具体的に解説するよ!





あまり大きな差はないからSTANDARDの方が安心かも
ネットワークの見直し
ガス代の節約の他にも、ネットワークの見直しでも節約が可能です。イーサリアムネットワークにしか対応していない通貨はイーサリアムを使うしかありませんが、かなりの種類の通貨がイーサリアム以外のネットワークにも対応しています。 イーサリアムネットワーク以外でもっとも日本人が使いやすいものは、MetaMaskやTrustWalletを使用したBSC(バイナンス・スマートチェーン)でしょう。 スマートフォンでの利用を想定すると、MetaMaskがおすすめです。単純な通貨のスワップであればTrustWalletでも十分ですが、DeFi運用するのであれば不便になります。 過去にはTrustWalletのアプリにもブラウザ機能があり、スマートフォンからウォレットをブラウザに接続してイールドファーミングなどを手軽に行うことが出来ましたが、現在はMetaMaskのみブラウザ機能が搭載されています。汎用性の高いウォレットですので、ひとつ持っておくといいでしょう。


MetaMaskは有名だから、DeFiサービスにも接続しやすいよ!
ガス代高騰の影響によるDeFi市場の移り変わり
イーサリアムを筆頭に市場を拡大してきたDeFi市場ですが、ガス代の高騰の影響を受け短期間で大きな変化を迎えています。まず台頭したのはBinance(バイナンス)が開発するBSC(バイナンス・スマートチェーン)です。イーサリアムの手数料の高さに頭を悩ませていたDeFiユーザーは、手数料の安価なBSCの登場で一斉に興味を示しました。 今まで非常に高いガス代が発生していたことから、一般的なユーザーにとってガス代は大きな負担でした。ここにわずか数ドルで処理を行える、しかもBinanceお墨付きのチェーンが流行らないはずがありませんでした。BSCは現在に至るまで主流のDeFi市場のひとつとして鎮座しています。新たなネットワークが増え続けている
さらに手数料の安いFantom(FTM)やPolygon(Matic)の登場で市場の移り変わりは激しさを増します。ほぼ無料に近い手数料で処理を行えるチェーンの登場で、イーサリアム、BSCからさらに多岐にわたって選択肢が広がります。 しかしBSCがすでに安価で処理を行えることから、まだ爆発的な人気には至らずにいます。イーサリアムやBSCに対応している通貨が非常に多く、FantomやPolygonに対応していない通貨が多いことも一因でしょう。 PolygonやFantomはイーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するべく、イーサリアムと比較して高速かつ超低コストを実現しています。事実、Fantomはイーサリアムキラーと呼ばれていますね。 スケーラビリティ問題とは、利用者が増えることによってひとつのブロックに書き込むトランザクションが増え、要求過多状態になり、送金や処理に遅延をきたす現象です。
競うように沢山のチェーンが出現した現在のDeFi市場ですが、イーサリアムの出番がまったくなくなったわけではありません。 イーサリアムウォレットでなければ利用できない魅力的なサービスも多く、まだまだ需要があるのが現状です。







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