【1万字超の詳細解説】MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

MT5のストラテジーテスターで最適化をやりたいけどいろいろ機能がありすぎてよくわからないという方!

この記事では、MT5ストラテジーテスターで数百回最適化をやってきた筆者が最適化のやり方を1万字超えのボリュームで超詳しく解説します!

最適化とは、少しずつパラメータを変更したバックテストを複数回行い、成績のよいパラメータを探す作業です。

MT5最適化の基本のやり方がわかっている方でも、知らなかった細かな機能が見つかるかもしれません。ぜひ最後までお付き合いください。EAのバックテスト・インジのバックテストについてはこちら↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
MT5ストラテジーテスターの使い方は? EA・インジのバックテスト・最適化の方法を解説 MT5のストラテジーテスターは、「自作・購入したEA・インジケーターが本当に通用するのか?」を過去チャートで検証できる強力な機能です。 インジケーターもバックテス...
この記事でわかること
  • MT5の最適化の特徴は?
  • MT5の最適化のやり方が知りたい
  • MT5のバックテストでスプレッドや取引手数料を設定する方法を知りたい
  • MT5の最適化の結果の見方が知りたい

圧倒的な低スプレッド!

EXNESSバナー

※Exnessは口座開設ページが日本語非対応ですが、マイページは日本語に対応しています。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
【Exness】TradingViewのチャート埋め込み型オリジナル取引ツールの使い方 Exness(エクスネス)は取引ツールの種類が海外FX業者の中でもずば抜けて多いという特徴があります。 TradingView(トレーディングビュー)のチャート機能が埋め込まれ...
目次

MT5ストラテジーテスターの最適化機能の特徴

MT5ストラテジーテスターの最適化機能には、MT4と比べて以下の特徴があります。

  • マルチスレッドで最適化が高速化
  • フォワードテスト機能
  • 最適化結果がそのまま保存できる
  • 複雑な基準の最大値

既にご存じの方は、具体的なやり方に進んでください。

▼MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

マルチスレッドで最適化が高速化

MT4の自動売買(EA)は最適化にかかる時間が長く、なかなか最適化が進まなくて困っていた方も多いでしょう。特に、最適化はパラメーターを変えて複数回バックテストするものなので、最適化をしっかりしようと思うと膨大な時間がかかってしまいます。

らっこ

最適化の間中ずっとパソコンをつけていないといけないのでVPSでやる人が多いっコ

MT5はMT4と比べて、大幅に最適化が高速化されています。それを可能にしたのは、PCのリソースの使い方の変更です。

MT4はシングルスレッドというという仕組みを採用しており、PCのCPUがどれだけ高性能(多コア)でも、たった1つのコアしか使いません。1つのコアで順番に最適化のパラメーター(バックテスト)を処理していくので時間がかかります。

一方、MT5はマルチスレッドという仕組みを採用しており、PCに搭載されているすべてのCPUコアをフル活用します。例えば、16コアのCPUなら理論上MT4の16倍の速度で検証が完了します。

さらにMT5では、自分のPCだけでなく、世界中のPCリソースを有料で借りて計算してもらう「分散実行」が可能です。数日かかるような膨大な最適化が、数時間で終わるほどの衝撃的なスピードを実現できます。

この機能はMQL5クラウドネットワークと呼ばれています。英語のみ対応のサービスなので敷居が高いですが、最適化にかかる時間で困っている方は検討してみてください。↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
MQL5クラウドネットワークの料金や使い方を紹介!MT5のバックテスト・最適化を別のPC・VPSや他人のPCで... MT5バックテストの最適化(オプティマイズ)をもっと早く完了させたい・・・とお悩みのあなた! MT5では、時間のかかる最適化作業を、自分が管理する別のPC・VPSや他人...

フォワードテスト機能

フォワードテスト機能は、バックテスト期間を1/2、1/3、1/4などの割合で前半と後半に分割して、それぞれの成績を比較できる機能です。成績のよいパラメータを探しだす作業は前半のデータをもとに行うため、後半のデータは、それをリアル運用したらどうなるかをシュミレーションしたものになります。

通常のバックテスト、完全アルゴリズム、遺伝的アルゴリズムのどれでも使うことができますが、一番フォワードテスト機能を使うメリットがあるのは遺伝的アルゴリズムです。

完全アルゴリズムの場合、前半の期間の成績上位の組み合わせすべてに対して、後半の期間の成績を算出します。完全アルゴリズムは、元々パラメータの組み合わせすべてのバックテストを行うものなので、前半・後半に分けたとしても、単に普通にバックテストした結果が分割で表示されるだけです。

らっこ

同じ結果になるっコ

一方遺伝的アルゴリズムの場合、最適化を行う対象期間が変わると成績の良いパラメーターが変わってくるため、前半で最適化を行うと、後半は最適化が行われていない結果が表示されることになります。このため、フォワードテスト結果を見ると、最適化をかけたパラメータをリアル運用するとどうなるかの参考にすることができます。

最適化結果がそのまま保存できる

MT4では最適化結果はHTMLでしか保存できませんでしたが、MT5では最適化結果をそのまま保存できます。

最適化完了後、「MT5 optimization cashe file(.opt)」のファイル形式でMT5のキャッシュフォルダに自動保存されますので、それを開けば最適化完了後に表示される画面を再現できます。

MT5ストラテジーテスターの最適化キャッシュ保存

自動保存されたファイルは一定期間後に消えてしまいますので、長期で保存しておきたい場合は別のフォルダに自分で保存しなおす必要があります。

▼最適化結果の保存方法

複雑な基準の最大値

MT5では、最適化で行ったバックテスト結果の並び替え基準に「複雑な基準の最大値」が追加されています。

並び替え基準は下記の8通りで、おおむね予想がつくものばかりですが、「複雑な基準の最大値」だけはよくわかりませんね。

MT5バックテスト・最適化(複雑な基準の最大値)
MT5最適化の並べ替え基準
  • 残高最大
  • 最大利益率(最大プロフィットファクター)
  • 最大予想ペイオフ(最大期待利得)
  • 最小ドローダウン
  • 最大回復係数(リカバリーファクター)
  • 最大シャープレシオ
  • カスタム最大
  • 複雑な基準の最大値

この「複雑な基準の最大値」は、メタクオーツの説明によれば、下記の項目を順に評価していっているそうです。

  • 取引数
  • ドローダウン
  • リカバリーファクター
  • 期待利得
  • 最大シャープレシオ

単一の評価項目を使うよりバランスの取れたものを選ぶことができます

「複雑な基準の最大値」のほかに、「カスタム最大」もMT5で追加されました。これは、MT5のバックテスト時に使用される「OnTester()関数」をソースコードに入れてカスタム基準を作成するものです。MQL5言語がわかる人は、カスタム基準を作成できます。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

それでは、MT5ストラテジーテスターの最適化の際に事前に決めておくことや具体的なやり方、最適化結果の保存方法を紹介します!

ヒストリカルデータをインポートしたい方は以下の記事を参考にしてください。↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
MT5のバックテストで外部のヒストリカルデータをインポートする方法は? MT4では、Dukuscopyなどの正確なヒストリカルデータをMT4にインポートしてバックテストの精度を上げる方法がよく行われていました。 MT5でも同様に、外部のヒストリカル...

MT5の最適化で事前に決めておくこと

MT5で最適化をする際には、銘柄や時間足、期間だけではなく、以下の3点を事前に決めておきましょう。

  • フォワードテストをするか
  • 遺伝的最適化か完全最適化か
  • リアルティックを利用するか

フォワードテストは、バックテスト期間を1/2、1/3、1/4などの割合で前半と後半に分割して、それぞれの成績を比較できる機能です。過剰最適化を避けられるメリットがありますが、その分最適化に使えるデータの期間が少なくなるというデメリットがあります。

また、最適化完了までが早い遺伝的アルゴリズムか遅い完全アルゴリズムかも選択が必要になります。

遺伝的アルゴリズムは最適化を高速化するための機能で、例えば最適化でパラメータの組み合わせが1,000通りあったとすると、完全アルゴリズムでは時間をかけて1,000通り全部やるしかないのに対して、遺伝的最適化ではもっと少ない数の組み合わせのみ検証します。

たぬき

効率的な仕組みだポン!

組み合わせの数を絞っているにもかかわらず、1,000通りすべてやった場合と似た結果を得られるアルゴリズムという位置づけになります。ただし、もちろん最もいい結果を見逃してしまう可能性はありますので、膨大になりすぎない数であれば完全アルゴリズムを使った方が正確な結果が得られることもあります。

パラメータの組み合わせが少ない数だと、遺伝的アルゴリズムを選んでも実際はすべての組み合わせをチェックする完全アルゴリズムが適用されます。

MT5の最適化ではヒストリカルデータの精度も4種類から選択できます。

最も精度が高いのは、ブローカーの配信したティックがそのまま利用できる「リアルティックに基づいたすべてのティック」ですが、バックテストスピードを上げたい場合は「全ティック(疑似ティック)→「1分足OHLC」→「始値のみ」の順に精度を落とすと、その分スピードが向上します。各モードについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
MT5バックテストのリアルティックと疑似ティックとは? ヒストリカルデータの4種類のモードについて解説 MT5のストラテジーテスターでは、自動売買(EA)のバックテストに使用するヒストリカルデータのモードとして、下記の4種類が選択できます。 全ティックMT5が生成した疑...

MT5最適化のやり方

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方は以下の通りです。スプレッドや取引手数料については以下の見出しで詳しく解説しています。

▼MT5ストラテジーテスターの最適化でスプレッドと取引手数料を設定する方法

STEP
「ストラテジーテスター」を表示

MT5ではデフォルトでストラテジーテスター機能が表示されていないため、まず上部メニュの「表示」から「ストラテジーテスター」をクリックします。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方
STEP
「最適化を完了」をクリック

最初に表示される「概要」タブのメニューから「最適化を完了」をクリックします。

バックテストや最適化の設定は「概要」タブの隣の「設定」タブで行います。「概要」タブでメニューを選択すると、選んだメニューの設定が入った状態で「設定」タブに移行しますので、設定の手間が省けます。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方
STEP
バックテストの基本の条件を設定

「設定」タブで、最適化のためのバックテストの条件を設定します。ここからは、特に重要な7点について紹介します。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方
  • エキスパート
  • 銘柄
  • 時間足
  • 日付
  • モデル
  • オプティマイズ
  • オプティマイズ基準

このうち、設定を忘れてしまいがちですが重要なものが⑦のオプティマイズ基準です。

このオプティマイズ基準は、完全アルゴリズム(総当たり)の場合は結果の並べ替えや分布図による可視化にしか使われないため、あまり気にする必要はありません。ここで選んだ基準を基に-成績の並べ替えが行われますが、最適化が終わった後に簡単に並べ替えられます。

一方、遺伝的アルゴリズムの場合、このオプティマイズ基準はどの個体(パラメータセット)を「良いもの」として次世代に残すかの評価指標になるため、最適化結果そのものに影響します。

バックテストを高速化したい場合は、「リアルティックに基づいたすべてのティック→全ティック→1分足OHLC→始値のみ」の順にヒストリカルデータの精度を下げてください。また、「オプティマイズ」欄で「遺伝的アルゴリズム」を選択しても高速化できます。

STEP
バックテストの任意の条件を設定

先ほどのバックテストの基本の条件に加えて、より詳しい設定をしたい場合は以下の項目が変更できます。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方
  • 銘柄設定
  • フォワードテスト
  • 延滞
  • 取引設定(手数料設定・プライスボード・証拠金設定)
  • 入金・通貨
  • レバレッジ

これらの項目のうち、内容がわかりにくい「銘柄設定」「フォワードテスト」「延滞」について詳しく解説します。

まずは①の銘柄設定です。ドルのマークをクリックすると、取引銘柄の仕様が表示されます。変更不可の項目もありますが、「スプレッド」など一部の項目は設定を変更することができます。

固定スプレッドでバックテストしたい場合は、この銘柄設定でスプレッドを指定します。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

フォワードテスト機能はデフォルトでは「キャンセル(非適用)」になっていますので、利用したい場合は、「1/2」「1/3」「1/4」「カスタム」のいずれかを選択し、カスタムの場合は具体的な期間を入力してください。ここで選択した期間で前半と後半に分割され、それぞれの成績を比較できます。

MT5ストラテジーテスターの「延滞」は、注文が約定するまでの遅延時間(約定ディレイ)をシミュレートする機能です。デフォルトでは「遅延ゼロ、理想的な実行」に設定されていますが、自分の環境で実測した約定ディレイ(サーバーPingなど)に近い値を入れておくと、リアルトレードにより近い結果が得やすくなります。

STEP
最適化したいパラメータを設定

最適化したいパラメータにチェックを入れ、「スタート」「ステップ」「ストップ」の値を入力します。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

最適化は、パラメータの数字を少しずつ変化させて様々な組パラメータのみ合わせでバックテストを行い、最も成績のいい組み合わせを探し出す作業です。「スタート」に入力した値からバックテストを始め、次のグループでは「ステップ」に入力した値分数値を増加させてバックテストを行います。パラメータが「ストップ」の値まで増加したら、最適化が終了します。

STEP
エージェントを設定

「エージェント」タブで最適化に使用するエージェントを設定します。デフォルトではMT5が入っているPCの全てのコアで個々のバックテストが並列処理されますが、動作が重くなるのを避けたい場合などは、一部のエージェントを無効化してください。

無効化するエージェントの上で右クリックしてメニューを表示させ、「無効化」をクリックすると、そのエージェントではバックテストは行われません。

自分の所有するほかのPCやVPSで最適化を分散処理する「ローカルネットワークファーム」や、他人のPCのリソースをレンタルする「MQL5クラウドネットワーク」を利用する場合はも、「エージェント」タブから設定します。

詳しい設定方法はこちら↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
MQL5クラウドネットワークの料金や使い方を紹介!MT5のバックテスト・最適化を別のPC・VPSや他人のPCで... MT5バックテストの最適化(オプティマイズ)をもっと早く完了させたい・・・とお悩みのあなた! MT5では、時間のかかる最適化作業を、自分が管理する別のPC・VPSや他人...
STEP
「スタート」をクリック

ステップ数の一番下にある数値を確認して、問題なければ「スタート」ボタンをクリックします。

ステップ数の一番下にある数字は、最適化中にパックテストが行われるパラメータの組み合わせの数です。各行のステップ数をかけて計算します(以下の画像では9×27=243)。この数字が大きいと、最適化が完了するまでの時間が長くなります。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

最適化にかかる時間を短縮させた場合は、「ステップ」列の数字を増やすことが有効です。ステップを例えばMACDの期間について「3」に増やすと、期間が「12」「15」「18」でバックテストが行われます。一方、ステップを「1」にすると、「12~20」までの全ての期間についてバックテストが行われます。

STEP
結果表示

最適化が終わると、「オプティマイズ」タブに成績順で全てのバックテスト結果が並べられます。結果の見方については以下の見出しで詳しく解説しています。

▼MT5ストラテジーテスターの最適化の結果確認方法

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

最適化結果の保存方法

MT5では、最適化後に「オプティマイズ結果」タブに表示される最適化結果一覧がそのままキャッシュファイルとして保存されます。

最適化後に「オプティマイズ結果」タブでEA名を選択すると、自動保存された以前の最適化結果を表示させることができます。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

ただし、自動保存された最適化結果はキャッシュフォルダに保存されていますので、一定期間後に自動的に削除されてしまいます。それを避けるためには、最適化結果の上で右クリックしてメニューを表示させ、「最適化キャッシュファイルをエクスポートする」からキャッシュフォルダ以外のフォルダに保存してください。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

MT5ストラテジーテスターの最適化でスプレッドと取引手数料を設定する方法

自動売買(EA)のバックテスト・最適化の際に成績に大きな影響を与えるのがスプレッドと取引手数料です。

この記事では、スプレッドと取引手数料を変更する方法を紹介します。

MT5最適化でスプレッドを設定する方法

MT5では、基本的にログインしているMT5口座の取引環境でバックテストが行われるため、デフォルトでは変動スプレッドでバックテストになることが多いです。

変動スプレッドになるか固定スプレッドになるかは口座タイプ次第ですが、現在はほとんどの海外FX業者が変動スプレッドを採用しているためです。

ティックデータ(リアルティック)を使った場合はリアルなスプレッドが適用されます。一方、疑似ティックでは1分足で記録されたスプレッドが適用されます。

しかし、バックテストの条件設定画面では、変動スプレッドを固定スプレッドに変更する方法もあります。

STEP
設定タブでドルマークをクリック

「設定」タブでドルマークをクリックします。

MT5ストラテジーテスターのスプレッド設定方法
STEP
スプレッドをポイント単位で入力

銘柄の仕様が表示されますので、スプレッドの欄に既に入っている数字や文字をダブルクリックしてください。入力欄に変化しますので、希望のスプレッドをポイント単位で入力してください。

スプレッドはデフォルトでは「フローティング(変動スプレッド)」となっていることが多いです。

MT5ストラテジーテスターのスプレッド設定方法

ポイントは単純に、銘柄のレートの最小単位です。クロス円などの小数点3桁の銘柄であれば3桁目、ドルストレートなどの小数点5桁の銘柄であれば5桁目がポイント単位にあたります。

あわせて読みたい
FX取引のpips(ピップス・ピプス)とは!?わかりやすく意味から計算方法、注意点まで解説! 今回の記事では FX初心者の方へ向けて 「pips(ピップス・ピプス)」について詳しく解説します! この記事では、「pips(ピップス・ピプス)」のこんな疑問が解決できま...

取引手数料の設定方法

ここからは、取引手数料の設定方法を紹介します。

取引手数料は、デフォルトではバックテストのためにログインしている口座の手数料設定が適用されます。設定方法が複雑なため、希望の取引手数料と同じ手数料が設定された口座タイプで最適化を行う方が楽かもしれません。

STEP
取引条件設定画面を開く

テスター右側の「設定」タブで、「遅延」「スリッページをエミュレート」などと表示されている行の左にある小さなアイコンをクリックし、取引条件の詳細画面を開きます。

MT5ストラテジーテスターの取引手数料設定方法
STEP
カスタム手数料を有効化
MT5ストラテジーテスターの取引手数料設定方法

取引手数料以外はデフォルトの設定をコピーできるよう、チェックを入れる前にデフォルトのデータを紙などの記録しておくと便利です。

STEP
銘柄ごとの手数料を入力

「クリックして手数料を追加」をクリックし、銘柄名等の情報を入力して「OK」をクリックします。

MT5ストラテジーテスターの取引手数料設定方法

以下の項目の入力が必要で、複雑ですので、⑤の「手数料」以外はデフォルトの設定を参考にするといいでしょう。

  • チャージ
  • エントリー
  • 始点
  • 終点
  • 手数料
  • 最小サイズ
  • 最大限
  • 計算条件
  • タイプ

この手数料設定は「片道」なので、ブローカーの手数料が「1ロット往復6ドル」の場合は、手数料の欄に「3」と入力し、片道3ドルずつになるように設定します。

「銘柄」の欄に何を入力すればいいのかやや複雑ですので、ここもデフォルトの設定を参考にしましょう。

例えば、「Forex+¥*」(¥マークは実際は半角です)と表示されている場合は「Forex+」という銘柄カテゴリの中の全ての銘柄という意味になります。そのカテゴリの中の全ての銘柄のことを「¥*」で表現しています。

このように設定すれば、Forex+という銘柄カテゴリの中の銘柄全てに対して、指定の取引手数料を適用できます。また、EURUSDやUSDJPYなど特定の銘柄名を入力するのでもOKです。

ただし、バックテストに使用したいヒストリカルデータの銘柄名と完全に一致するようにしてください。口座タイプによっては「EURUSD+」など銘柄名に記号がついていることもあります。

ログインしている口座によって、銘柄カテゴリは異なります。

手数料条件の変更を何度も行う場合は、「エクスポート」で条件を保存しておくことをおすすめします。MT5ストラテジーテスターでは、「カスタム設定」のチェックを一度外してしまうと、取引手数料設定が削除されてしまうためです。

MT5ストラテジーテスターの最適化の結果確認方法

MT5ストラテジーテスターの最適化の結果は、以下の3か所で確認できます。

  • 最適化結果一覧
  • パスごとのバックテスト結果
  • 分布図による可視化

最適化結果一覧

最適化が終わると、「オプティマイズ」タブに成績順で全てのバックテスト結果が並べられます。どの基準で並べ替えるかは、上部の「結果・損益・取引数・期待利得・ドローダウン%」のうち並べ替えたいものをクリックすると切り替えられます。

現在適用されている並べ替えの基準には▼または▲が表示されます。▼が降順、▲が昇順です。

デフォルトで表示される並べ替えの基準はこの5種類ですが、実はほかにも並べ替えの基準を選択することができます(プロフィットファクター・リカバリーファクター・シャープレシオ)。「オプティマイズ」タブを右クリックすると、現在は表示されていない項目がわかりますので、表示させたいものにチェックを入れてください。

最適化結果一覧を長期保存したい場合は、このメニューの中から「最適化キャッシュファイルをエクスポート」をクリックして、MT5のキャッシュフォルダ以外に保存してください。

パスごとのバックテスト結果

バックテスト結果一覧の各結果(パス)をダブルクリックすると、そのパスの詳しい結果を確認することができます。

あらためてバックテストをしますので少し時間がかかりますが、完了すると「バックテスト」「グラフ」タブで詳しい結果が確認できます。

「バックテスト結果」のタブでは、下にスクロールしていくと以下のような詳細なグラフによる分析が確認できます。

  • 時間毎・週毎・月毎の取引分析
  • MFE・MAE
  • ポジション保有時間
MT5バックテスト・最適化(レポート)

MFE・MAEとは、FXのより詳しい分析をしたい場合に使用される指標です。

MFEは「Maximum Favorable Excursion:最大順行幅」、MAEは「Maximum Adverse Excursion:最大逆行幅」の略で、含み益・含み損が最大でどれくらいあったかを把握することができます。最大順行幅が大きいのに実際に利益確定できた幅が少なければ、利益確定タイミングが適切でない可能性があることを示します。一方、最大逆行幅が大きければ、エントリータイミングが適切でない可能性があることを示します。

分布図による可視化

チャート画面が表示されていた部分には、パス(最適化によって行ったバックテストの通し番号)と最適化基準の関係がわかる分布図が表示されます。この分布図の基準には、最適化をスタートする際に設定した「オプティマイズ基準」が使われます。

また、EA名(ExpertMACD)が表示されている部分にカーソルを当てると、完全最適化なのか遺伝最適化なのかや、完了日時が表示されます。

MT5ストラテジーテスターの最適化機能を活用しよう!

この記事では、MT5ストラテジーテスターのさまざまな機能を紹介しました。

初めての方は、MT4に比べた機能の豊富さに驚いたのではないでしょうか? 

MT5はまだ対応するEAが少ないため、最適化のやり方もあまり知られていませんが、MT4よりはるかにストレスなく最適化をすることができます。EAを自作できるようになると裁量トレードの検証にも効果的です。

あわせて読みたい
【MT5で自作EA】ボリンジャーバンドだけで勝てる? バンドタッチ逆張りEAをバックテストで検証 ボリンジャーバンドが特に有名ですが、逆張りでエントリータイミングがわかりやすいバンド系のテクニカル指標を愛用している人はかなり多いのではないでしょうか。 僕も...

MT5のEAやインジケーターは日本ではまだ販売されている数が少ないですが、海外サイトでは量が増えてきています。詳しくはこちら↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
MQL5コミュニティではMT4・MT5のEA・インジケーターをデモ版でお試しできる! インストール方法から使... MQL5コミュニティとは、MT4・MT5の開発元であるメタクオーツが運営しているコミュニティサイトです。フォーラムで意見交換できる機能や、EA・インジケーターを購入でき...

新規口座開設ボーナスありの大手業者!

VantageTradingのキャンペーンバナー

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
金利13%もらえる!VantageTradingのVプレミアム預金とは? 最近人気が急上昇中の海外FXブローカーのVantageTradingは、驚異の最大金利13%のサービスを提供しています。 VantageTradingで「金利13%!Vプレミアム預金」の参加口座...
MT5ストラテジーテスターの最適化機能の特徴は何ですか?

MT5ストラテジーテスターの最適化機能には、「マルチスレッドで最適化が高速化された」「フォワードテスト機能が利用できる」「最適化結果がそのまま保存できる」「複雑な基準の最大値で評価できる」といった特徴があります。

詳しくは、以下の見出しで解説しています。

▼MT5ストラテジーテスターの最適化機能の特徴

MT5ストラテジーテスターの最適化結果は保存できますか?

はい、MT5ストラテジーテスターでは最適化結果がそのまま保存できます。最適化完了後にキャッシフォルダに自動保存されますが、一定期間経つと削除されてしまいますので、ずっと保存しておきたい場合は別のフォルダに手動で保存しなおす必要があります。

MT5ストラテジーテスターの最適化では、スプレッドや取引手数料を設定できますか?

はい、可能です。MT5ストラテジーテスターの最適化では、デフォルトではバックテストに使用するヒストリカルデータのスプレッド設定とログインしている口座の取引手数料が利用されますが、手動で変更することもできます。

詳しいやり方は以下の見出しで解説しています。

▼MT5ストラテジーテスターの最適化でスプレッドと取引手数料を設定する方法

MT5ストラテジーテスターの最適化で利用できるフォワードテスト機能のメリット・デメリットを教えてください。

フォワードテストは、バックテスト期間を1/2、1/3、1/4などの割合で前半と後半に分割して、それぞれの成績を比較できる機能です。過剰最適化を避けられるメリットがありますが、その分最適化に使えるデータの期間が少なくなるというデメリットがあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

カメレオンのアバター カメレオン 自動売買トレーダー

海外FX・自動売買歴5年。MT4・MT5にも詳しく、当サイトでは、裁量トレーダー向けのMT4・MT5の操作方法や、自動売買(EA)・EAのプログラミング(MQL4・MQL5)、インジケーターの解説記事を担当しています。MT4・MT5は高性能なツールですが、その機能の一部しか把握していない人も多いです。MT4・MT5をさらに活用するための方法をお届けします。

コメント

コメントする

目次