MT5ストラテジーテスターの使い方は? EA・インジのバックテスト・最適化の方法を解説

MT5ストラテジーテスターの使い方

MT5のストラテジーテスターは、「自作・購入したEA・インジケーターが本当に通用するのか?」を過去チャートで検証できる強力な機能です。

たぬき

インジケーターもバックテストできるポン!

MT4のストラテジーテスターから大幅に進化していますが、その分使い方がわからない人も少なくありません。

あわせて読みたい
MT5バックテスト・最適化の特徴を紹介!ストラテジーテスターの機能が進化【MT4と比較】 FXの自動売買(EA)や裁量トレードでよく使われる取引ツールである「MT4(メタトレーダー4)」と「MT5(メタトレーダー5)」。MT5は、MT4の後継として開発された新世代...

この記事では、以下の点からMT5ストラテジーテスターの使い方について解説します。

この記事でわかること
  • MT5ストラテジーテスターでできることは?
  • MT5ストラテジーテスターでバックテストをする方法
  • MT5ストラテジーテスターで最適化をする方法
  • MT5ストラテジーテスターでインジケーターの検証をする方法

新規口座開設ボーナスありの大手業者!

VantageTradingのキャンペーンバナー

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
金利13%もらえる!VantageTradingのVプレミアム預金とは? 最近人気が急上昇中の海外FXブローカーのVantageTradingは、驚異の最大金利13%のサービスを提供しています。 VantageTradingで「金利13%!Vプレミアム預金」の参加口座...
目次

MT5ストラテジーテスターでできることは?

MT5のストラテジーテスターを開くと、まず最初に「概要」タブが表示されます。この概要タブに、「単一」や「最適化を完了」などのメニューアイコンが表示されます。

MT5ストラテジーテスターの使い方

まず、このメニューアイコンについて解説します。

  • メニューアイコンの意味は?
  • 各メニューアイコンでできること
  • 数値計算・前の最適化結果を確認とは?

メニューアイコンの意味は?

ややわかりにくいのですが、実は、このメニューアイコンは「インディケータ」以外は押しても押さなくても構いません。バックテスト・最適化にかかわる操作は、「概要」タブの隣の「設定」タブから設定が行えるからです。

このメニューアイコンの機能は、単に「設定」タブの設定を一括で変更するだけです。例えば「最適化を完了」を押すと、最適化のデフォルト設定が適用された状態で隣の「設定」タブに移動するという意味になります。

たぬき

デフォルト設定を入れてくれる便利機能だポン!

インディケータのバックテストをしたい場合のみ、概要タブで「インディケータ」をクリックする必要があります。

メニューアイコンの日本語訳がめちゃくちゃですが、「単一」を押せば通常のバックテストのデフォルト設定、「最適化を完了」を押せば最適化のデフォルト設定になります。両者の違いは、「設定」タブで一番最後の「オプティマイズ」の項目が設定されているかどうかだけです。

MT5ストラテジーテスターの使い方

各メニューアイコンでできること

それぞれのメニューアイコンの意味は下記の通りです。

MT5の表示意味
単一通常のEAバックテスト
インディケータインジのバックテスト
可視化EAのバックテストでビジュアルモードを使用
ストレスと渋滞EAのバックテストで約定の遅延を設定
最適化を完了最適化で完全アルゴリズムを使用
遺伝的最適化最適化で遺伝的アルゴリズムを使用
フォワード最適化最適化でフォワードテスト機能を利用
市場スキャン複数銘柄の同時バックテスト機能を使用

フォワード最適化と市場スキャンに関しては、MT5で新しく可能になった機能です。

フォワードテスト機能は、バックテスト期間を1/2、1/3、1/4などの割合で前半と後半に分割して、それぞれの成績を比較できる機能です。成績のよいパラメータを探しだす作業は前半のデータをもとに行うため、後半のデータは、それをリアル運用したらどうなるかをシュミレーションしたものになります。

市場スキャンは銘柄間の最適化(同じEAを複数のEAに適用して、パフォーマンスを比較する機能)を行う機能です。MT5ストラテジーテスターでは複数の銘柄のヒストリカルデータを同時に扱えるようになったため、このような銘柄間の最適化や複数銘柄を取引するEAが可能になりました。詳しくはこちら↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
MT5のEAは複数銘柄の取引・バックテストが可能!MT4との違いは? MT5では複数銘柄を取引するEAが利用できます! 一つのEAで複数の通貨ペアを同時に監視して取引することができますので、戦略の幅が広がります。リスク分散のために複数...

数値計算・前の最適化結果を確認とは?

MT5ストラテジーテスターのメニューのうち、左の二つ(「数値計算」と「前の最適化結果を確認」)だけは、バックテスト・最適化の設定を指定するものではありません。

MT5ストラテジーテスターの使い方

「数値計算」とは、MQL5言語でプログラムを組んで、複雑な計算を行うものになります。

「前の最適化結果を確認」とは、自動で保存された以前の最適化結果を表示できるものです。MT5ストラテジーテスターでは、最適化結果をHTMLではなくそのまま表示できるようになりました。ファイルをクリックすると、最適化後に「オプティマイズ」タブに表示されるものがそのまま呼び出せます。

MT5ストラテジーテスターの使い方

この一覧をクリックするとそのパラメーターでバックテストが始まる機能も利用できますので、MT4の保存方法(HTML)と比較するとかなり便利に進化しています。

MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方

MT5ストラテジーテスターで一番よく使われる機能は、EAのバックテストです。

ここからは、バックテストのやり方やスプレッド・取引手数料の設定方法を紹介します。

  • バックテストのやり方
  • スプレッドを設定する方法
  • 取引手数料を設定する方法

外部からインポートしたヒストリカルデータを使いたい方は以下の記事を参考にしてください。↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
MT5のバックテストで外部のヒストリカルデータをインポートする方法は? MT4では、Dukuscopyなどの正確なヒストリカルデータをMT4にインポートしてバックテストの精度を上げる方法がよく行われていました。 MT5でも同様に、外部のヒストリカル...

EAバックテストのやり方

STEP
「ストラテジーテスター」を表示

MT5ではデフォルトでストラテジーテスター機能が表示されていないため、まず上部メニューの「表示」から「ストラテジーテスター」をクリックします。

MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方
STEP
「単一」をクリック

「概要」タブで「単一」をクリックすると、EAバックテストのデフォルト設定が入った状態で「設定」タブに移行します。なお、直接「設定」タブをクリックして必要な設定を行うこともできます。

MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方

「可視化(ビジュアルモード)」「ストレスと延滞(約定遅延)」をクリックしても、EAのバックテスト設定になります。

STEP
バックテストの条件を設定

「設定」タブで、バックテストの条件を設定します。特に重要な点は以下の5点です。

MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方
  • エキスパート
  • 銘柄
  • 時間足
  • 日付
  • モデル

「モデル」とは、MT5のEAバックテストに使うヒストリカルデータの精度のことです。「リアルティックに基づいたすべてのティック」が、ブローカーが実際に配信したティックデータを使う最も精度の高い方法なので、今回はこれを選択しています。

バックテストを高速化したい場合は、「リアルティックに基づいたすべてのティック→全ティック→1分足OHLC→始値のみ」の順にヒストリカルデータの精度を下げてください。

各モードについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
MT5バックテストのリアルティックと疑似ティックとは? ヒストリカルデータの4種類のモードについて解説 MT5のストラテジーテスターでは、自動売買(EA)のバックテストに使用するヒストリカルデータのモードとして、下記の4種類が選択できます。 全ティックMT5が生成した疑...
STEP
EAのパラメータを設定

「パラメータ」タブでEAのパラメータの設定を行います。「値」の列でバックテストに使用したいパラメータの設定を行ってください。

MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方
STEP
「スタート」をクリック

右端の「スタート」をクリックすると、バックテストが始まります。

MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方
STEP
結果を確認

バックテストが終わると、「グラフ」タブに損益グラフが表示されます。

MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方

「グラフ」タブの隣の「バックテスト」タブをクリックすると、バックテスト結果が数値で確認できます。

MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方

「バックテスト」タブを下にスクロールする、またはレポートとして出力すると、MT5ストラテジーテスターのバックテストで追加された、グラフによる分析を確認できます。

  • 時間毎・週毎・月毎の取引分析
  • MFE・MAE
  • ポジション保有時間
MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方

MFEは「Maximum Favorable Excursion:最大順行幅」、MAEは「Maximum Adverse Excursion:最大逆行幅」の略で、含み益・含み損が最大でどれくらいあったかを把握することができます。最大順行幅が大きいのに実際に利益確定できた幅が少なければ、利益確定タイミングが適切でない可能性があることを示します。一方、最大逆行幅が大きければ、エントリータイミングが適切でない可能性があることを示します。

MT5ストラテジーテスターのバックテストが上手くいかない場合は、「操作ログ」タブを確認してください。

MT5ストラテジーテスターでのEAバックテストのやり方

スプレッドを設定する方法

MT5では、基本的にログインしているMT5口座の取引環境でバックテストが行われるため、デフォルトでは変動スプレッドでバックテストになることが多いです。

変動スプレッドになるか固定スプレッドになるかは口座タイプ次第ですが、現在はほとんどの海外FX業者が変動スプレッドを採用しているためです。

ティックデータ(リアルティック)を使った場合はリアルなスプレッドが適用されます。一方、疑似ティックでは1分足で記録されたスプレッドが適用されます。

しかし、バックテストの条件設定画面では、変動スプレッドを固定スプレッドに変更する方法もあります。

STEP
設定タブでドルマークをクリック

「設定」タブでドルマークをクリックします。

MT5ストラテジーテスターのスプレッド設定方法
STEP
スプレッドをポイント単位で入力

銘柄の仕様が表示されますので、スプレッドの欄に既に入っている数字や文字をダブルクリックしてください。入力欄に変化しますので、希望のスプレッドをポイント単位で入力してください。

スプレッドはデフォルトでは「フローティング(変動スプレッド)」となっていることが多いです。

MT5ストラテジーテスターのスプレッド設定方法

ポイントは単純に、銘柄のレートの最小単位です。クロス円などの小数点3桁の銘柄であれば3桁目、ドルストレートなどの小数点5桁の銘柄であれば5桁目がポイント単位にあたります。

あわせて読みたい
FX取引のpips(ピップス・ピプス)とは!?わかりやすく意味から計算方法、注意点まで解説! 今回の記事では FX初心者の方へ向けて 「pips(ピップス・ピプス)」について詳しく解説します! この記事では、「pips(ピップス・ピプス)」のこんな疑問が解決できま...

取引手数料の設定方法

取引手数料は、デフォルトではバックテストのためにログインしている口座の手数料設定が適用されます。設定方法が複雑なため、希望の取引手数料と同じ手数料が設定された口座タイプで最適化を行う方が楽かもしれません。

STEP
取引条件設定画面を開く

テスター右側の「設定」タブで、「遅延」「スリッページをエミュレート」などと表示されている行の左にある小さなアイコンをクリックし、取引条件の詳細画面を開きます。

MT5ストラテジーテスターの取引手数料設定方法
STEP
カスタム手数料を有効化
MT5ストラテジーテスターの取引手数料設定方法

取引手数料以外はデフォルトの設定をコピーできるよう、チェックを入れる前にデフォルトのデータを紙などの記録しておくと便利です。

STEP
銘柄ごとの手数料を入力

「クリックして手数料を追加」をクリックし、銘柄名等の情報を入力して「OK」をクリックします。

MT5ストラテジーテスターの取引手数料設定方法

以下の項目の入力が必要で、複雑ですので、⑤の「手数料」以外はデフォルトの設定を参考にするといいでしょう。

  • チャージ
  • エントリー
  • 始点
  • 終点
  • 手数料
  • 最小サイズ
  • 最大限
  • 計算条件
  • タイプ

この手数料設定は「片道」なので、ブローカーの手数料が「1ロット往復6ドル」の場合は、手数料の欄に「3」と入力し、片道3ドルずつになるように設定します。

「銘柄」の欄に何を入力すればいいのかやや複雑ですので、ここもデフォルトの設定を参考にしましょう。

例えば、「Forex+¥*」(¥マークは実際は半角です)と表示されている場合は「Forex+」という銘柄カテゴリの中の全ての銘柄という意味になります。そのカテゴリの中の全ての銘柄のことを「¥*」で表現しています。

このように設定すれば、Forex+という銘柄カテゴリの中の銘柄全てに対して、指定の取引手数料を適用できます。また、EURUSDやUSDJPYなど特定の銘柄名を入力するのでもOKです。

ただし、バックテストに使用したいヒストリカルデータの銘柄名と完全に一致するようにしてください。口座タイプによっては「EURUSD+」など銘柄名に記号がついていることもあります。

ログインしている口座によって、銘柄カテゴリは異なります。

手数料条件の変更を何度も行う場合は、「エクスポート」で条件を保存しておくことをおすすめします。MT5ストラテジーテスターでは、「カスタム設定」のチェックを一度外してしまうと、取引手数料設定が削除されてしまうためです。

MT5ストラテジーテスターのEA最適化のやり方

ここからは、MT5ストラテジーテスターでEAの最適化をする方法を紹介します!

MT5のEA最適化はMT4より進化した点が多くありますので、どのような条件で最適化をするか事前に考慮すべき点も紹介します。

MT5の最適化で事前に決めておくこと

MT5で最適化をする際には、銘柄や時間足、期間だけではなく、以下の3点を事前に決めておきましょう。

  • フォワードテストをするか
  • 遺伝的最適化か完全最適化か
  • リアルティックを利用するか

フォワードテストは、バックテスト期間を1/2、1/3、1/4などの割合で前半と後半に分割して、それぞれの成績を比較できる機能です。過剰最適化を避けられるメリットがありますが、その分最適化に使えるデータの期間が少なくなるというデメリットがあります。

また、最適化完了までが早い遺伝的アルゴリズムか遅い完全アルゴリズムかも選択が必要になります。

遺伝的アルゴリズムは最適化を高速化するための機能で、例えば最適化でパラメータの組み合わせが1,000通りあったとすると、完全アルゴリズムでは時間をかけて1,000通り全部やるしかないのに対して、遺伝的最適化ではもっと少ない数の組み合わせのみ検証します。

たぬき

効率的な仕組みだポン!

組み合わせの数を絞っているにもかかわらず、1,000通りすべてやった場合と似た結果を得られるアルゴリズムという位置づけになります。ただし、もちろん最もいい結果を見逃してしまう可能性はありますので、膨大になりすぎない数であれば完全アルゴリズムを使った方が正確な結果が得られることもあります。

パラメータの組み合わせが少ない数だと、遺伝的アルゴリズムを選んでも実際はすべての組み合わせをチェックする完全アルゴリズムが適用されます。

MT5の最適化ではヒストリカルデータの精度も4種類から選択できます。

最も精度が高いのは、ブローカーの配信したティックがそのまま利用できる「リアルティックに基づいたすべてのティック」ですが、バックテストスピードを上げたい場合は「全ティック(疑似ティック)→「1分足OHLC」→「始値のみ」の順に精度を落とすと、その分スピードが向上します。

EA最適化のやり方

STEP
「ストラテジーテスター」を表示

MT5ではデフォルトでストラテジーテスター機能が表示されていないため、まず上部メニューの「表示」から「ストラテジーテスター」をクリックします。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方
STEP
「最適化を完了」をクリック

最初に表示される「概要」タブのメニューから「最適化を完了」をクリックします。

バックテストや最適化の設定は「概要」タブの隣の「設定」タブで行います。「概要」タブでメニューを選択すると、選んだメニューの設定が入った状態で「設定」タブに移行しますので、設定の手間が省けます。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方
STEP
バックテストの基本の条件を設定

「設定」タブで、最適化のためのバックテストの条件を設定します。ここからは、特に重要な7点について紹介します。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方
  • エキスパート
  • 銘柄
  • 時間足
  • 日付
  • モデル
  • オプティマイズ
  • オプティマイズ基準

このうち、設定を忘れてしまいがちですが重要なものが⑦のオプティマイズ基準です。

このオプティマイズ基準は、完全アルゴリズム(総当たり)の場合は結果の並べ替えや分布図による可視化にしか使われないため、あまり気にする必要はありません。ここで選んだ基準を基に成績の並べ替えが行われますが、最適化が終わった後に簡単に並べ替えられます。

一方、遺伝的アルゴリズムの場合、このオプティマイズ基準はどの個体(パラメータセット)を「良いもの」として次世代に残すかの評価指標になるため、最適化結果そのものに影響します。

バックテストを高速化したい場合は、「リアルティックに基づいたすべてのティック→全ティック→1分足OHLC→始値のみ」の順にヒストリカルデータの精度を下げてください。また、「オプティマイズ」欄で「遺伝的アルゴリズム」を選択しても高速化できます。

STEP
バックテストの任意の条件を設定

先ほどのバックテストの基本の条件に加えて、より詳しい設定をしたい場合は以下の項目が変更できます。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方
  • 銘柄設定
  • フォワードテスト
  • 延滞
  • 取引設定(手数料設定・プライスボード・証拠金設定)
  • 入金・通貨
  • レバレッジ

これらの項目のうち、内容がわかりにくい「銘柄設定」「フォワードテスト」「延滞」について詳しく解説します。

まずは①の銘柄設定です。ドルのマークをクリックすると、取引銘柄の仕様が表示されます。変更不可の項目もありますが、「スプレッド」など一部の項目は設定を変更することができます。

固定スプレッドでバックテストしたい場合は、この銘柄設定でスプレッドを指定します。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

フォワードテスト機能はデフォルトでは「キャンセル(非適用)」になっていますので、利用したい場合は、「1/2」「1/3」「1/4」「カスタム」のいずれかを選択し、カスタムの場合は具体的な期間を入力してください。ここで選択した期間で前半と後半に分割され、それぞれの成績を比較できます。

MT5ストラテジーテスターの「延滞」は、注文が約定するまでの遅延時間(約定ディレイ)をシミュレートする機能です。デフォルトでは「遅延ゼロ、理想的な実行」に設定されていますが、自分の環境で実測した約定ディレイ(サーバーPingなど)に近い値を入れておくと、リアルトレードにより近い結果が得やすくなります。

STEP
最適化したいパラメータを設定

最適化したいパラメータにチェックを入れ、「スタート」「ステップ」「ストップ」の値を入力します。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

最適化は、パラメータの数字を少しずつ変化させて様々な組パラメータのみ合わせでバックテストを行い、最も成績のいい組み合わせを探し出す作業です。「スタート」に入力した値からバックテストを始め、次のグループでは「ステップ」に入力した値分数値を増加させてバックテストを行います。パラメータが「ストップ」の値まで増加したら、最適化が終了します。

STEP
エージェントを設定

「エージェント」タブで最適化に使用するエージェントを設定します。デフォルトではMT5が入っているPCの全てのコアで個々のバックテストが並列処理されますが、動作が重くなるのを避けたい場合などは、一部のエージェントを無効化してください。

無効化するエージェントの上で右クリックしてメニューを表示させ、「無効化」をクリックすると、そのエージェントではバックテストは行われません。

自分の所有するほかのPCやVPSで最適化を分散処理する「ローカルネットワークファーム」や、他人のPCのリソースをレンタルする「MQL5クラウドネットワーク」を利用する場合はも、「エージェント」タブから設定します。

詳しい設定方法はこちら↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
MQL5クラウドネットワークの料金や使い方を紹介!MT5のバックテスト・最適化を別のPC・VPSや他人のPCで... MT5バックテストの最適化(オプティマイズ)をもっと早く完了させたい・・・とお悩みのあなた! MT5では、時間のかかる最適化作業を、自分が管理する別のPC・VPSや他人...
STEP
「スタート」をクリック

ステップ数の一番下にある数値を確認して、問題なければ「スタート」ボタンをクリックします。

ステップ数の一番下にある数字は、最適化中にパックテストが行われるパラメータの組み合わせの数です。各行のステップ数をかけて計算します(以下の画像では9×27=243)。この数字が大きいと、最適化が完了するまでの時間が長くなります。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

最適化にかかる時間を短縮させた場合は、「ステップ」列の数字を増やすことが有効です。ステップを例えばMACDの期間について「3」に増やすと、期間が「12」「15」「18」でバックテストが行われます。一方、ステップを「1」にすると、「12~20」までの全ての期間についてバックテストが行われます。

STEP
結果表示

最適化が終わると、「オプティマイズ」タブに成績順で全てのバックテスト結果が並べられます。

MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方

最適化結果の見方

最適化が終わると、「オプティマイズ」タブに成績順で全てのバックテスト結果が並べられます。どの基準で並べ替えるかは、上部の「結果・損益・取引数・期待利得・ドローダウン%」のうち並べ替えたいものをクリックすると切り替えられます。

現在適用されている並べ替えの基準には▼または▲が表示されます。▼が降順、▲が昇順です。

デフォルトで表示される並べ替えの基準はこの5種類ですが、実はほかにも並べ替えの基準を選択することができます(プロフィットファクター・リカバリーファクター・シャープレシオ)。「オプティマイズ」タブを右クリックすると、現在は表示されていない項目がわかりますので、表示させたいものにチェックを入れてください。

最適化結果一覧を長期保存したい場合は、このメニューの中から「最適化キャッシュファイルをエクスポート」をクリックして、MT5のキャッシュフォルダ以外に保存してください。

また、バックテスト結果一覧の各結果(パス)をダブルクリックすると、そのパスの詳しい結果を確認することができます。

あらためてバックテストをしますので少し時間がかかりますが、完了すると「バックテスト」「グラフ」タブで詳しい結果が確認できます。

あわせて読みたい
【1万字超の詳細解説】MT5ストラテジーテスターの最適化のやり方 MT5のストラテジーテスターで最適化をやりたいけどいろいろ機能がありすぎてよくわからないという方! この記事では、MT5ストラテジーテスターで数百回最適化をやってき...

MT5ストラテジーテスターのインジケーターのバックテスト方法

MT5ストラテジーテスターの「インジケーターのバックテスト」は、過去の価格データ上でインジを動かしながら、「どんなタイミングでシグナルが出るか・相場に対して有効化どうか」を検証する機能です。

MT5標準搭載のインジケーターは利用できず、拡張子が「ex.5」になっているカスタムインジケーターが対象です。

あわせて読みたい
MT4・MT5のカスタムインジケーターって何!?特徴や使い方、お試し向けのカスタムインジケーターを紹介 MT4やMT5を使っていると、カスタムインジケーターという言葉を耳にすることがあるかもしれません。 これは、自分の好きな機能をMT4・MT5に追加できるとても便利なもので...

インジケーターのバックテストのメリット

EA(自動売買)のバックテストが「注文・損益を自動で検証する」のに対して、インジケーターのバックテストはインジケーターを表示させるだけなので、有効性の検証は手動でする必要があります。

バックテスト機能で表示させると、通常のチャート上に表示させるのと比べて、先のチャートが見えない状況で検証できるというメリットがあります。

たぬき

リペイントのあるインジの検証に便利だポン!

インジケーターのバックテストのやり方

STEP
「ストラテジーテスター」を表示

MT5ではデフォルトでストラテジーテスター機能が表示されていないため、まず上部メニューの「表示」から「ストラテジーテスター」をクリックします。

MT5ストラテジーテスターでのインジケーターのバックテストのやり方
STEP
「インディケータ」をクリック

メニュー一覧から、「インディケータ」をクリックします。

MT5ストラテジーテスターでのインジケーターのバックテストのやり方
STEP
インジ・銘柄・時間足等を設定

①バックテストするインディケータ、②銘柄、③時間足、④日付、⑤モデルを選択し、右下の「スタート」をクリックします。

MT5ストラテジーテスターでのインジケーターのバックテストのやり方

日付欄はデフォルトで「全履歴」になっています。全履歴だと動作が重くなる場合は、期間を短くしてください。また、モデル欄を「リアルティックに基づいたすべてのティック→全ティック→1分足OHLC→始値のみ」の順に変更すると、ヒストリカルデータの精度が下がり、その分動作が早くなります。

インディケータの場合はあまり調整するメリットがありませんが、時間足の横のドルマークでは、EAと同様にスプレッドなどを設定できます。

STEP
検証開始

新しく開らかれたウィンドウ内のチャート上で、過去チャートを再生しながらインジケーターのシグナルやラインの表示を確認できます。

この別ウィンドウは「ビジュアルモード」と呼ばれます。EAのバックテストではデフォルト扱いですが、インジケータのバックテストでは常に表示されます。

MT5ストラテジーテスターでのインジケーターのバックテストのやり方

MT5ストラテジーテスターの3大機能を使ってみよう!

MT5ストラテジーテスターには豊富な機能があります。EAのバックテスト・EAの最適化・インジケーターのバックテストが3大機能ですが、全部使ったことがない方も多いのではないでしょうか。

気になる機能があった方は、この記事を参考にしてぜひ使ってみてください!

MT5のEAやインジケーターは日本ではまだ販売されている数が少ないですが、海外サイトでは量が増えてきています。詳しくはこちら↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
MQL5コミュニティではMT4・MT5のEA・インジケーターをデモ版でお試しできる! インストール方法から使... MQL5コミュニティとは、MT4・MT5の開発元であるメタクオーツが運営しているコミュニティサイトです。フォーラムで意見交換できる機能や、EA・インジケーターを購入でき...

圧倒的な低スプレッド!

EXNESSバナー

※Exnessは口座開設ページが日本語非対応ですが、マイページは日本語に対応しています。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

あわせて読みたい
【Exness】TradingViewのチャート埋め込み型オリジナル取引ツールの使い方 Exness(エクスネス)は取引ツールの種類が海外FX業者の中でもずば抜けて多いという特徴があります。 TradingView(トレーディングビュー)のチャート機能が埋め込まれ...
MT5ストラテジーテスターでEAのバックテストをするには、まず何を準備すればいいですか?

MT5ストラテジーテスターでEAのバックテストをするには、テストしたいEAファイル(.ex5)と、対象通貨ペアのヒストリカルデータの2つを準備します。EAファイルをMT5にインストールし、ヒストリカルデータが十分あることを確認してからストラテジーテスターを起動します。

「リアルティックに基づいたすべてのティック」「全ティック」「1分足OHLC」「始値のみ」はどれを選べばいいですか?

スキャルピングなど短期売買で精度が重要なEAは「リアルティックに基づいたすべてのティック」または「全ティック」、中長期向けやざっくり傾向を見たいときは「1分足OHLC」や「始値のみ」を使うのが目安です。まずは「1分足OHLC」で大まかな傾向を確認し、最後の精査で「リアルティックに基づいたすべてのティック」や「全ティック」を使う流れが扱いやすいです。

MT5ストラテジーテスターでEAを最適化をするときの注意点は何ですか?

MT5ストラテジーテスターでEAを最適化するとき、パラメータ範囲を広げすぎて総当たりすると、ヒストリカルデータにだけ過剰にフィットした設定(カーブフィッティング)になりやすい点に注意が必要です。論理的に意味のある範囲に絞り、別期間やフォワードテストで同じ傾向が出るかを確認してから採用するようにします。

MT5ストラテジーテスターのEAバックテストの結果は、どこを重点的にチェックすればいいですか?

MT5ストラテジーテスターのEAバックテストでは、総損益や勝率だけでなく、最大ドローダウン、プロフィットファクター、取引回数、連敗数などのリスク指標をあわせて確認します。損益グラフもチェックし、一時的な大きな落ち込みがないか、全体として無理なく耐えられる右肩上がりになっているかを見て判断します。

MT5ストラテジーテスターのバックテストで良い結果だったEAは、そのままリアル口座で使っても大丈夫ですか?

MT5ストラテジーテスターのバックテストだけでいきなり本格運用するのは危険なので、必ずフォワードテストを挟むべきです。デモ口座や小ロットのリアル口座で一定期間動かし、バックテストと近い挙動・成績になるかを確認してから資金を増やすようにしましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

カメレオンのアバター カメレオン 自動売買トレーダー

海外FX・自動売買歴5年。MT4・MT5にも詳しく、当サイトでは、裁量トレーダー向けのMT4・MT5の操作方法や、自動売買(EA)・EAのプログラミング(MQL4・MQL5)、インジケーターの解説記事を担当しています。MT4・MT5は高性能なツールですが、その機能の一部しか把握していない人も多いです。MT4・MT5をさらに活用するための方法をお届けします。

コメント

コメントする

目次