コインチェック(Coincheck)は取扱い仮想通貨数が34種類(2026年2月時点)と国内取引所の中では多い取引所です。
さらに、コインチェックの取引アプリは、仮想通貨取引所のアプリの中でもダウンロード数№1で、スマートフォンで取引をはじめる人が多い初心者向けの取引所でもあります。
また、提供しているサービスの幅が広いという特徴もあります。積立投資や、貸暗号資産、ステーキング、NFTマーケットなど仮想通貨取引所で人気のサービスに加え、Coincheckでんき・ガスなどのインフラ系サービスを提供しています。
国内でいち早くIEOを実施した実績もあり、今後も新たな暗号資産やWeb3関連プロジェクトの取り扱い拡大が期待できる取引所です。
たぬきIEOは、プロジェクトのトークンを仮想通貨取引所を通して販売する資金調達の仕組みだポン!
この記事では、コインチェックがどのような仮想通貨取引所なのか、メリットやデメリットを含めた特徴を紹介していきます。ほかの国内取引所との比較に加えて、海外取引所との比較も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。国内取引所と海外取引所の違いについて詳しくはこちら↓↓↓↓↓


コインチェックの基本的な取引条件を紹介
まずは、コインチェック(Coincheck)の基本的な取引条件について紹介します!
- 取引可能な仮想通貨は?
- 手数料等の取引コストは?
- 取引ツールは?


取引可能な仮想通貨は?
コインチェックでは、ビットコインやイーサリアムをはじめとした30種類超の暗号資産が上場しており、販売所形式と取引所形式で売買できます。
国内の仮想通貨取引所には取引所・販売所の2種類の取引形態があり、どの通貨が取引できるかが異なります。



違いを知らない人はここで勉強しよう
| 販売所 | コインチェックを相手とした取引(相対取引) |
| 取引所 | 利用者同士の取引(取引所取引) |
取引所と販売所の違いについて詳しくはこちら↓↓↓↓↓


販売所の方が対応銘柄が多く、ユーザーはコインチェックからワンタップで現物を購入できます。
ただし、販売所は取引価格が市場価格よりも上乗せされているため、取引所形式に対応している銘柄であれば取引所形式を利用したほうがお得です。
それぞれの対応銘柄は以下のようになっています。
| 銘柄名 | 販売所 | 取引所 |
|---|---|---|
| ビットコイン(BTC) | 〇 | 〇 |
| イーサリアム(ETH) | 〇 | 〇 |
| トロン(TRX) | 〇 | 〇 |
| ソラナ(SOL) | 〇 | 〇 |
| ファンプラ(FPL) | 〇 | 〇 |
| ペペ(PEPE) | 〇 | 〇 |
| マスクネットワーク(MASK) | 〇 | 〇 |
| ディセントラランド(MANA) | 〇 | 〇 |
| ザ・グラフ(GRT) | 〇 | 〇 |
| リスク(LSK) | 〇 | 〇 |
| エックスアールピー(XRP) | 〇 | 〇 |
| シバイヌコイン(SHIB) | 〇 | 〇 |
| ドージコイン(DOGE) | 〇 | 〇 |
| ステラルーメン(XLM) | 〇 | × |
| ブラッドクリスタル(BC) | 〇 | 〇 |
| サンド(SAND) | 〇 | × |
| ビットコインキャッシュ(BCH) | 〇 | 〇 |
| ライトコイン(LTC) | 〇 | × |
| ポリゴン(MATIC) | 〇 | × |
| アイオーエスティー(IOST) | 〇 | 〇 |
| アバランチ(AVAX) | 〇 | 〇 |
| ポルカドット(DOT) | 〇 | × |
| エイプコイン(APE) | 〇 | × |
| チェーンリンク(LINK) | 〇 | × |
| ブリリアンクリプトトークン(BRIL) | 〇 | 〇 |
| フィナンシェトークン(FNCT) | 〇 | 〇 |
| イミュータブル(IMX) | 〇 | 〇 |
| チリーズ(CHZ) | 〇 | 〇 |
| モナコイン(MONA) | 〇 | 〇 |
| アクシーインフィニティ(AXS) | 〇 | × |
| ラップドビットコイン(WBTC) | 〇 | 〇 |
| ネム(XEM) | 〇 | 〇 |
| イーサリアムクラシック(ETC) | 〇 | 〇 |
| ダイ(DAI) | × | 〇 |
取引所形式の方が取引銘柄が低いのには、取引量の低さが関係していると思われます。取引所形式では、ユーザー同士が価格を提示し合うため、参加者が少なければ成立しません。日本の仮想通貨取引所は特にアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の取引量が少なく、取引所形式に対応している銘柄でも比較的マイナーな銘柄は参加者がほぼいない状態となっています。
コインチェックで取引所形式に対応している銘柄でも、比較的マイナーなチリーズなどは、コインチェック全体でみても数時間に1回しか取引が行われないなど低調です。
ある取引所での取引頻度が極端に少ないと、世界的な市場全体での価格と乖離しやすくなるため、取引する際は注意が必要です。


手数料等の取引コストは?
次は、コインチェックの手数料等の取引コストについて解説します。取引コストは取引所形式か販売所形式かで異なります。
まず取引所形式では、銘柄ごとにMaker/Taker/板寄せ手数料が設定されてるほか(出典:取引手数料)、取引の際にスプレッドが発生します。なお、板寄せ(Itayose)手数料とは、取引所が停止した後に再開する際に実施される板寄せで約定した際に適用される手数料です。


しかし、この表を見ればわかるとおり手数料はほとんど0%、つまり無料です。イーサリアムクラシックやフィナンシェトークン(FNCT)など一部のマイナーな銘柄のみ例外的に手数料が設定されています。
また、取引所形式ではスプレッドも発生します。取引所形式でのスプレッドとは、「最良売り気配(板の一番安い売り注文)」と「最良買い気配(板の一番高い買い注文)」の価格差のことです。


取引所形式のような板取引で通常真ん中に表示される数値(コインチェックでは赤色で大きく表示されます)は直近で約定した価格なので、この注文では約定されず、その上下にある価格で約定することになります。この差がスプレッドで、どれくらい空いているかはその取引所の取引参加者数によって変わります。
コインチェックは国内取引所の中では比較的スプレッドが低い方ですが(上記キャプチャでは500円程度)、大手海外取引所ではほぼゼロなので、海外取引所と比べるとスプレッドの負担が発生します(下記キャプチャでは1セント)。


このキャプチャは大手取引所MEXCのものです。


次に、販売所形式での手数料について解説します。販売所形式では、表示上の「取引手数料」は無料ですが、スプレッドに相当する「手数料相当額」が価格に含まれています。
ここでのスプレッドは先ほど紹介したユーザー同士の注文価格の違いから自然に発生したスプレッドではなく、コインチェックが任意に設定しか価格差になりますので、かなり広いです。
コインチェック公式サイト内の記事では、販売所の手数料相当額は「0.1〜5.0%」が目安とされて提示されています。
ビットコインが1000万円のとき、5%がスプレッドだとすれば、50万円が手数料として発生してしまいます。
なお、当サイトで2026年4月に計測したところ、市場レートが1BTC=12,290,438円のタイミングでコインチェックの販売所では12,675,144円必要でした。約38万円がスプレッドとして発生しています。



取引所形式はおすすめしないっコ


取引ツールは?
コインチェックの取引ツールは、iOS/Android向けの公式スマホアプリとブラウザ版の2種類です。
スマホアプリでは販売所形式での取引やCoincheckつみたて、各種サービスへのアクセスができますが、取引所取引には対応していません。アプリDL数は7年連続で国内トップクラスとされており、日常的な残高確認や少額売買に向いています。
一方でPCブラウザ版では、取引所取引が可能になります。「トレードビュー」と呼ばれる高機能チャートツールを利用できます。


トレードビューは、人気のチャート分析ツールであるTradingViewのチャートを採用しており、50種類以上のテクニカル指標や描画ツールに対応しているため、テクニカル重視のトレーダーにも向いています。
海外取引所はTradingViewを使用していることがほとんどなので、コインチェックでは海外取引所に慣れた方もスムーズに利用できます。




コインチェックの取引以外のサービスは?
コインチェックは、現物仮想通貨の売買以外にもいくつかの資産運用系サービスを提供しています。一方で、現時点では、いわゆるFX型のレバレッジ取引や先物・オプションといったデリバティブ取引には対応しておらず、「長期運用」や「積立」を重視したラインナップになっているのが特徴です。



国内取引所はレバレッジ取引に対応しているところとしていないところがあるポン!
仮想通貨の売買以外のサービスには以下のようなものがあります・
- Coincheckつみたて
- Coincheck貸暗号資産サービス
- Coincheckステーキング
- Coincheck IEO
- Coincheck NFT
- Coincheckでんき・Coincheckガス
Coincheckつみたて
まず、代表的なのが「Coincheckつみたて」です。指定した頻度と金額で自動的に暗号資産を積立購入できるサービスで、銀行口座からの自動引き落としに対応しているため、裁量トレードが苦手な人でもドルコスト平均法を機械的に続けやすい仕組みになっています。
積立自体の手数料は無料ですが、実際の約定は販売所レートに基づくため、スプレッド分のコストが発生する点は押さえておく必要があります(出典:コインチェックマイページ内のコインチェックつみたてページ)。


Coincheck貸暗号資産サービス
次に、コインチェックには「貸暗号資産(レンディング)」サービスもあります。自分が保有しているビットコインや主要アルトを一定期間コインチェックに貸し出すことで、利用料(利息)を受け取れる仕組みで、年率5%の利回りを狙えます。
貸出期間は、14日間、30日間、90日間、180日間、365日間の中から選択できますが、預け入れる仮想通貨によっては短期間しか貸出できない場合もあります。


貸暗号資産には、貸出期間中は原則として途中解約ができないなど、流動性の制約があるのが特徴です。短期売買ではなく、もともと長期保有する予定の枚数を一部だけ貸し出す、といった使い方が現実的な落としどころになります。
コインチェックで取引できるほぼ全ての仮想通貨が対象です。


Coincheckステーキング
コインチェックでは、イーサリアムのみが対象の「Coincheckステーキング」も提供しています。特別な手続きは必要なく、イーサリアムをコインチェック内に保有していると自動でステーキングされる仕組みで、年率最大1.9%(出典:Coincheckステーキング)がもらえるとされています。
実は、ステーキングとは狭義の意味と広義の意味があります。広義の意味では「預け入れると利回りがもらえるサービス全般」を指し、狭義の意味では、「主にコンセンサスアルゴリズムがPoSのブロックチェーンでネットワーク運営に貢献するために仮想通貨を預け入れる行為」を指します。
Coincheckステーキングは狭義の意味となっているため、対象通貨にビットコインなどは含まずイーサリアムだけとなっています。
Coincheck IEO
コインチェック(Coincheck)は国内仮想通貨取引所で初めてIEO(Initial Exchange Offering)を取り扱いました。
IEOとは、企業や組織などが仮想通貨を取引所に新規上場させて資金調達を行うことです。上場前に抽選で仮想通貨を購入することができます。株式投資のIPOの仮想通貨版ともいえます。



値上がりが期待できるのも、株のIPOと同じだポン!
2021年7月に初めてIEOで仮想通貨PLT(パレットトークン)が上場した後、2026年4月時点までに4件のIEOが行われています。




IEOを行う国内取引所は増えましたが、案件数の実績はコインチェックが最も多いため、IEOに参加したい方にはコインチェックがおすすめです。


Coincheck NFT
Coincheck NFTは、コインチェックが運営するNFTマーケットプレイスです。OpenSeaのような一般的なNFTマーケットプレイスと異なり、自由にNFTを売買できるのではなく、運営側が定めたコレクションのNFTだけが売買できます。




日本関連のプロジェクトが多いですが、ディセントラランドやサンドボックスなど世界的に有名なブロックチェーンゲーム・NFTゲームも含まれます。


コインチェックで取り扱いのある複数の仮想通貨で売買できますが、出品者が売買に使う仮想通貨を指定する仕組みのため、イーサリアム(ETH)での売買が多いです。コインチェックのアカウントにNFTを入れる際、出す際にはオンチェーンのトランザクションが発生しますが、取引そのものはオフチェーンで処理されるため、購入時のガス代(ネットワーク手数料)がかからないのが特徴です。
コインチェックのアカウントさえあれば追加登録なしですぐ使え、NFT専用ウォレットで資産が管理される仕組みなので、「まずは複雑な手続きなくNFTに触ってみたい」という人向けの入り口として使いやすい設計になっています。




Coincheckでんき・Coincheckガス
Coincheckでんき・Coincheckガスは、コインチェックが指定したガス・電気の事業者と契約することで、特典が受けられるサービスです。
どちらも「ビットコイン付与プラン」または「ビットコイン決済プラン」を選ぶことができます。ビットコイン付与プランでは、毎月ガス料金の3%分・電気料金の1~7%分のビットコインがCoincheckウォレットに貯まります。一方、ビットコイン決済プランでは電気料金をビットコイン支払いすると通常のガス代よりも3%、電気代よりも1〜7%割引されます。
コインチェックのメリットは?
同じ国内取引所の中で比較すると、コインチェックには以下ようなメリットがあります。
- アプリ・画面がとにかく使いやすい
- 取扱銘柄数が国内トップクラス
- 取引所の手数料無料の銘柄が多い
- 積立・貸暗号資産等の資産運用サービス
それぞれ、どのようなメリットなのかを紹介していきます。
①アプリ・画面がとにかく使いやすい
公式も「初心者でも操作がわかりやすい」と打ち出していて、スマホアプリ・Web画面ともシンプルで直感的なユーザーインターフェースになっています。
複雑な板情報よりも、まずは残高やチャート・ボタン配置が見やすい方が助かる、というユーザーにはかなり相性が良い設計です。
取引ツールの見出しで紹介した通り、コインチェックは本格的なチャートツールもありますが、以下のようなシンプルな発注画面も使用でき、ユーザーの好みに応じて使い分けられます。


②取扱銘柄数が国内トップクラス
2026年4月時点で、34銘柄を取り扱っており、国内でも上位クラスの通貨数です。マイナーアルトもそこそこ揃っているので、「ビットコインだけでなく色々触りたい」というニーズにも応えやすいです。
ステーキングはイーサリアムのみですが、貸仮想通貨(レンディング)にはほぼ全ての仮想通貨が対応しています。
③取引所の手数料無料の銘柄が多い
コインチェックの取引所形式の取引では、ビットコインをはじめほとんどの仮想通貨の取引手数料が無料です。スプレッドは別途意識する必要がありますが、手数料無料なのは海外取引所と比べてもメリットがある大きな強みです。
④積立・貸暗号資産等の資産運用サービス
毎月定額で自動買付できる「Coincheckつみたて」、一定期間預けて利回りを狙う貸暗号資産、ステーキングなど、売買以外のサービスが充実しています。
短期トレードだけでなく、中長期の積立・インカムゲイン系の使い方も1つの口座で完結しやすい点は、他社と比べても分かりやすいメリットです。
Coincheckつみたては販売所形式で購入するため、「0.1〜4.0%」の手数料相当分の負担が発生します・
コインチェックのデメリットは?
コインチェック(Coincheck)には仮想通貨取引を行う上でのデメリットも存在します。
- レバレッジ取引ができない
- 販売所スプレッドが広い
- 送金手数料・出金手数料がやや割高
- 過去にハッキング事件が起きた
①レバレッジ取引ができない
コインチェックは、レバレッジ取引・暗号資産FXを提供していません。
以前はビットコインのレバレッジを扱っていましたが、2020年に終了して以降、2026年現在も再開されていないません。レバレッジをかけたトレードをする場合は、GMOコインやSBI VCトレード、bitFlyerなど別の取引所が必須になります。
そもそも国内取引所は最大レバレッジが2倍に規制されていてレバレッジ取引に不向きなので、レバレッジをかけたい方には海外取引所の利用がおすすめです。
②販売所スプレッドが広い
コインチェックは、ユーザーの口コミで販売所スプレッドは他社より広めと指摘されています。ビットコインなど主要銘柄で見ても、販売所の売値と買値の差が数%台と大きく、販売所で売買を繰り返すと、スプレッドだけでかなりコストを取られる構造です。
公式サイト内の記事では、販売所の手数料相当額は「0.1〜5.0%」とされています。
③送金手数料・出金手数料がやや割高
コインチェックは、仮想通貨送金時に通貨ごとの送金手数料、日本円出金時にも固定の出金手数料がかかります。競合の中には「暗号資産送金手数料0円」「日本円出金も無料or安め」というところもあるため、頻繁に資金を出し入れしたり、他ウォレットへ送金するユーザーにとってはコストが嵩みやすいという評価が多いです。



ほったらかしなら気になりにくいけど、“出し入れ多め派”には地味に痛いポイントだっコ




④過去にハッキング事件が起きた
コインチェック(Coincheck)には過去、利用者から預かる約580億円分の仮想通貨ネム(NEM)を流出させてしまった過去があります。これは、国内最大規模の流出となりました。
原因は利用者から預かる仮想通貨をホットウォレットと呼ばれるインターネットとつながったのウォレットで、管理をしていたことです。仮想通貨には、コールドウォレットと呼ばれるインターネットにつながらない保管方法もあり、ハッキングのリスクはホットウォレットで管理していた場合に発生します。
このように仮想通貨を流出させてしまった過去があるため、他のセキュリティ体制万全の流出経験が無い取引所と比べると信頼性が低くなってしまいます。
ただ、この流出事件を教訓に、現在ではコインチェックが取扱う仮想通貨はコールドウォレット(オフラインのウォレット)を構築した上でホットウォレットと区分して運用しているため、過去のような大規模な仮想通貨流出の可能性は低くなっています。
2018年には大手ネット証券マネックスグループの傘下入りし、運営体制やセキュリティ対策の強化が進められています。
仮想通貨初心者やトレード以外のサービスを使いたい人におすすめ
以上がコインチェック(Coincheck)のメリットやデメリットを含む特徴の紹介となります。
国内トップクラスの取扱い仮想通貨数があり、ステーキングや貸仮想通貨など様々な仮想通貨サービスを展開するコインチェックは、仮想通貨取引そのものだけではなくその他のサービスも利用したい初心者におすすめです。
NFTやIEOなど、コインチェックは他取引所に無いサービスを展開しているので、まだトレードに自信のない初心者の人でも、仮想通貨との様々な付き合い方ができます。
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