NFTとは?仕組み・用途や仮想通貨との関係をざっくり解説

仮想通貨とNFTの関係

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  • 「最近、ニュースやSNSで『NFT』って言葉をよく見るけど、一体なんなの?」
  • 「なんかデジタルアートがすごい値段で売れたとか…?」
  • 「仮想通貨と関係あるの? 難しそう…」

そんな風に思っていませんか? NFT(エヌエフティー)という言葉、なんだか最先端っぽくて、ちょっととっつきにくいイメージがありますよね。特に、難しい話や面倒なことは苦手…という方にとっては、「自分には関係ない世界かな」と感じてしまうかもしれません。

でも、大丈夫!この記事では、そんなNFTについて、専門用語はできるだけ使わずに、「ざっくり」「ゆる〜く」解説していきます。仮想通貨との関係や、NFTで何ができるのか、そして気をつけるべきことまで、この記事を読めば基本的なところがまるっと掴めるはずです。肩の力を抜いて、一緒にNFTの世界を覗いてみましょう!

目次

NFTって、そもそも何?ざっくり正体を探る

まずは、この「NFT」という言葉自体が何を意味しているのか、その正体から探っていきましょう。アルファベット3文字で、なんだか暗号みたいに見えますが、その意味を知れば少し親近感が湧くかもしれません。

「非代替性トークン」…って言われても?

NFTは、英語の「Non-Fungible Token(ノン-ファンジブル トークン)」の頭文字をとった言葉です。

…って言われても、ますます「???」ですよね。大丈夫、分解してみましょう。

単語意味
Non-Fungible(ノン-ファンジブル)代替不可能」という意味です。「代わりがきかない」「唯一無二の」といったイメージです。
Token(トークン)ブロックチェーン技術を使って作られた「しるし」や「証拠」のようなものです。仮想通貨もNFTもトークンに分類されます。

この二つの意味を合わせると、NFTとは「代わりがきかない、唯一無二のしるし(デジタルな証拠)」ということになります。

まだピンとこないかもしれませんね。身近なもので例えてみましょう。

例えば、あなたが持っている1000円札。これは「代替可能」です。他の人の持っている1000円札と、価値は全く同じですよね。交換しても問題ありません。仮想通貨のビットコインなんかも、基本的にはこのタイプです。

たぬき

どのビットコインも同じ価値を持つポン!

一方で、あなたが好きなアーティストに描いてもらった一点物のサイン色紙。これはどうでしょう? 他のサイン色紙とは違う、世界に一つだけのものですよね。これが「代替不可能」なもののイメージです。あるいは、限定100個生産のシリアルナンバー入り腕時計なんかも、一つ一つが区別される代替不可能なものと言えます。

NFTは、この「代替不可能(代わりがきかない)」という性質を、デジタルデータに対して実現する技術なんです。

鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ

「でも、デジタルデータって、簡単にコピーできるじゃん? どうやって唯一無二にするの?」

そう、そこがポイントです。写真や音楽、イラストなどのデジタルデータは、右クリックで簡単にコピー&ペーストできてしまいますよね。だから、今まではデジタルデータに「本物」とか「一点物」という価値をつけるのが難しかったんです。

NFTは、この問題を解決するために「ブロックチェーン」という技術を使っています。ブロックチェーンは、仮想通貨の基盤技術としても使われている、「改ざんがものすごく難しい、みんなで監視している取引記録ノート」のようなものでしたね。

NFTは、このブロックチェーン上に、「このデジタルデータの持ち主は〇〇さんです」「このデータは本物(オリジナル)ですよ」といった情報を、鑑定書や所有証明書のように記録します。

そして、ブロックチェーンの特性上、一度記録された情報は、後から誰かが勝手に書き換えたり、削除したりすることが非常に困難です。

つまり、NFTはデジタルデータそのものを指すというよりは、

特定のデジタルデータに紐付けられた、ブロックチェーン上の改ざんできない所有証明書(または鑑定書)

というイメージを持つと、分かりやすいかもしれません。この「証明書」があるから、デジタルデータであっても「これは私のものだ!」「これは本物だ!」と証明できるようになったわけです。

コピーできるデジタルデータの価値とは?

「じゃあ、NFTアートの画像データ自体は、やっぱりコピーできちゃうの?」

はい、その通りです。NFTとして売買されているデジタルアートの画像や動画データそのものは、技術的にはコピーできてしまいますし、インターネット上で誰でも見ることができたりします。

「え、じゃあ意味なくない?」と思いますよね。

ここで重要なのは、NFTが証明しているのは、あくまで「そのデジタルデータに関連付けられた『所有権』や『本物であるという証拠』を持っているのは誰か」ということです。

例えるなら、有名な絵画「モナ・リザ」を考えてみてください。

本物のモナ・リザ(ルーブル美術館所蔵)は、世界に一つだけの「オリジナル」であり、所有者はルーブル美術館です。これがNFTでいう「本物」であり「所有権が証明されている」状態です。

一方、モナ・リザのポスターや絵はがきは、本物を複製したもので、誰でも買うことができます。画質も様々です。これがNFTアートの「コピーされた画像データ」に似ています。誰でも見たり保存したりできます。

ポスターや絵葉書をいくら持っていても、「本物のモナ・リザの所有者」にはなれませんよね? NFTもこれと同じで、画像データをコピーできたとしても、ブロックチェーン上に記録された「本物の所有者」にはなれない、ということです。

NFTの価値は、データそのものの希少性というよりは、「そのデジタルデータの本物の所有者である、ということを証明できる」という点にあるのです。この「所有している」という感覚や、コミュニティへの参加権、将来的な価値上昇への期待などが、NFTの価格を形成しています。

NFTと仮想通貨、どういう関係なの?

NFTの話をしていると、必ずと言っていいほど「仮想通貨」や「ブロックチェーン」という言葉が出てきます。この2つは、切っても切れない深い関係にあります。具体的にどんな関係なのか、見ていきましょう。

  • NFTを買うとき仮想通貨が必要になる
  • ブロックチェーン技術がNFTの信頼性を実現
  • NFT自体は「通貨」ではない

NFTを買うとき仮想通貨が必要になる

これが一番直接的な関係かもしれません。NFTを売買するための専用のオンライン市場を「NFTマーケットプレイス」と呼びます。有名なところでは「OpenSea」などがあります。

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これらのマーケットプレイスでNFTを購入する際、決済手段として使われるのが、主に仮想通貨なのです。

特に、多くのNFTプロジェクトがイーサリアムブロックチェーンを基盤としているため、このブロックチェーンで使われるイーサリアム(ETH)という仮想通貨が、決済通貨として広く使われています。

ブロックチェーンは、NFTや仮想通貨をやり取りできる仕組みです。ブロックチェーンと仮想通貨は同じ名称になることが多く、ビットコインブロックチェーンの仮想通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアムブロックチェーンの仮想通貨はイーサリアム(ETH)です。ブロックチェーンと仮想通貨の違いについて詳しくはこちらの記事で解説しています↓↓↓↓↓

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このように、NFTの世界に足を踏み入れるには、多くの場合、仮想通貨の購入やウォレットの準備が必要になります。「仮想通貨はちょっと怖い…」と思っている方にとっては、これが最初のハードルになるかもしれませんね。

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ブロックチェーン技術がNFTの信頼性を実現

NFTが「唯一無二のデジタル証明書」として機能できるのは、その記録がブロックチェーン上に行われているからです。

ブロックチェーンは、仮想通貨(ビットコインやイーサリアムなど)を支える根幹技術でもあり、以下のような特徴があります。

特徴内容
分散管理データが世界中のコンピューターに分散して記録・管理されているため、一箇所が攻撃されてもシステム全体は止まりにくい。
改ざん困難一度記録された情報を後から不正に書き換えるのが、技術的に極めて難しい。
透明性取引記録(誰がいつ、何を取引したかなど)が公開されており、誰でも検証できる
※プライバシーに配慮した仕組みがあるブロックチェーンもあります。

このブロックチェーンの特性があるからこそ、NFTに記録された「このデジタルアートの持ち主は〇〇さん」「このゲームアイテムは本物」といった情報が信頼できるものとして扱われるのです。

つまり、NFTは、仮想通貨と同じブロックチェーンという土台の上に成り立っている技術、ということです。特にイーサリアムのブロックチェーンは、スマートコントラクトという便利な機能があるため、多くのNFTプロジェクトで基盤として採用されています。

NFT自体は「通貨」ではない

仮想通貨と同じ技術を使っていると聞くと、「NFTもお金みたいなもの?」と思うかもしれませんが、それは少し違います。

仮想通貨 (例: ビットコイン, イーサリアム)の主な目的は、価値の交換手段(お金のような使い方)や価値の保存です。基本的には「代替可能(ファンジブル)」であり、1BTCは他の1BTCと同じ価値を持ちます。

一方NFT (非代替性トークン)の主な目的は、デジタルデータなどの「唯一性」や「所有権」を証明することです。基本的には「代替不可能(ノンファンジブル)」であり、一つ一つのNFTは異なる価値や情報を持っています。

NFTは、それ自体がお金のように使われるというよりは、特定の資産(アート、ゲームアイテム、会員権など)や権利を表す「デジタルな証書」としての役割が強いです。もちろん、NFTを売買することでお金(仮想通貨)を得ることはできますが、NFTそのものが通貨として機能するわけではありません。

NFTで何ができるの?具体的な使い道を紹介!

「NFTがなんとなく分かったけど、具体的にどんなことに使われているの?」と思いますよね。NFTの技術は、様々な分野でユニークな活用が始まっています。ここでは、代表的なNFTの使い道を見ていきましょう。

  • デジタルアートの売買【一番有名な使い方】
  • ゲームのアイテムやキャラ【遊んで稼ぐ】
  • メタバースの土地等【仮想空間の資産】
  • 会員権やチケット【新しい形の権利証明】
  • その他(音楽、動画、ツイートなど)

デジタルアートの売買【一番有名な使い方】

NFTが世界的に注目されるきっかけとなったのが、このデジタルアートの分野です。

このような流れでNFTの売買が行われています。

  • イラストレーターやCGアーティストなどが作成したデジタルアート作品に、NFTとして「所有証明書」を紐付けて販売します。
  • 購入者は、そのアート作品の「所有権」を証明できるNFTを手に入れることができます。
  • 購入者はその後、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで販売できます。

NFTマーケットプレイスで販売できることで、「NFTを安く買って高く売る」という投資方法も可能になっています。

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NFTは、これまでコピーが容易で価値を付けにくかったデジタルアートに、「唯一性」や「所有権」という概念をもたらし、資産価値を持たせることが可能になりました。

2021年には、デジタルアーティストBeeple氏のNFTアートが約75億円という驚異的な価格で落札され、大きな話題となりました。

NFTの仕組みを使うと、作品が転売(二次流通)されるたびに、売上の一部が自動的に元のクリエイターにロイヤリティとして支払われるように設定することも可能です。これは、従来の仕組みでは難しかったことで、クリエイターエコノミーの新しい形として期待されています。

ゲームのアイテムやキャラ【遊んで稼ぐ】

ゲームの世界でもNFTは大きな注目を集めました。ブロックチェーンゲームGameFi(Game Finance)と呼ばれる分野です。

GameFiとは、「Game(ゲーム)」と「Finance(金融)」を組み合わせた造語です。

NFTが採用されているゲームでは、ゲーム内で手に入れたアイテム(剣、防具、土地など)や、育てたキャラクターなどがNFTとして発行されます。

プレイヤーは、自分が所有するNFT化されたアイテムやキャラクターを、ゲームの外のNFTマーケットプレイスで、他のプレイヤーと仮想通貨を使って売買することができます。

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一般的なゲームではゲーム内アイテムの法定通貨での売買は禁止されていることが多いですが、NFTゲームではアイテム売買で利益を得られることが前提になっています。

また、従来のゲームでは、アイテムは運営サーバー上のデータで、規約次第で削除・凍結されるものでした。NFT化されたアイテムはブロックチェーン上の自分のウォレットに紐づくため、「ゲーム会社ではなく自分が所有しているデジタル資産」として扱える点が大きなメリットです。

このような仕組みから、「Play to Earn (P2E)」という、「ゲームをプレイすることでお金を稼ぐことができる」という新しい概念が生まれました。有名なブロックチェーンゲームとしては、「Axie Infinity」や「STEPN」(歩いて稼ぐMove to Earn)などがあります。P2Eゲームは、ゲーム自体の面白さよりも収益性が先行し、持続可能性に課題があるものも多いと指摘されています。また、稼げる金額も保証されているわけではなく、初期投資が必要な場合もあります。

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メタバースの土地等【仮想空間の資産】

メタバース(Metaverse)と呼ばれる、インターネット上に構築された3次元の仮想空間においても、NFTは重要な役割を果たしています。

「The Sandbox」や「Decentraland」といった有名なメタバースプラットフォームでは、仮想空間内の土地(LAND)がNFTとして販売されています。ユーザーはこの土地を購入し、その上に建物を建てたり、イベントを開催したり、他のユーザーに貸し出したりすることができます。

また、メタバース内で使う自分のアバター(分身)や、アバターが身につけるファッションアイテム(ウェアラブル)などもNFTとして売買されています。

メタバース内の土地やアイテムがNFTとして売買されることで、仮想空間の中に現実世界のような経済圏が生まれつつあります。将来的に、人々がメタバースで過ごす時間が増えれば、そこでの資産(NFT)の価値も高まるのではないかと期待されています。

会員権やチケット【新しい形の権利証明】

NFTは、デジタルな「モノ」だけでなく、「権利」を証明する手段としても活用され始めています。

特定のオンラインコミュニティへの参加権や、限定サービスを受けられる権利などをNFTとして発行・販売するケースです。NFTを持っている人だけが入れるDiscordチャンネルがあったり、限定イベントに参加できたりします。従来の会員証と違い、NFTマーケットプレイスで他の人に売買することも可能です(プロジェクトのルールによります)。

また、コンサートやスポーツ観戦、イベントなどの入場チケットをNFTとして発行する試みも行われています。以下のようなメリットがあります。

  • 偽造防止: ブロックチェーンに記録されるため、偽造チケットを作るのが非常に困難になります。
  • 転売管理: 不正な高額転売を防いだり、公式な二次流通市場を設けたりしやすくなります。
  • 記念品: イベント後も、参加の記念としてデジタル上でコレクションできます(半券のようなイメージ)。

その他(音楽、動画、ツイートなど)

上記以外にも、NFTの技術は様々なデジタルコンテンツに応用されています。

  • 音楽NFT: 楽曲の所有権や、限定の視聴権などをNFTとして販売。
  • 動画NFT: スポーツのハイライトシーンや、アニメの名場面などをNFT化。
  • ツイートNFT: Twitter(現X)の創業者の最初のツイートがNFTとして高額で取引されたことも話題になりました。
  • ドメイン名NFT: 「.eth」などで終わる、ブロックチェーン上のドメイン名(ウォレットアドレスに紐付けられる)もNFTとして売買されています。

このように、NFTは単なるデジタルアートにとどまらず、ゲーム、メタバース、権利証明など、様々な分野で新しい価値や体験を生み出す可能性を秘めた技術として注目されているのです。

NFTを始めるときの注意点

NFTには夢がありますが、新しい技術であるがゆえのリスクや注意点もたくさん存在します。「なんだか面白そう!」とすぐに飛びつく前に、以下の点は必ず頭に入れておきましょう。これを知らないと、思わぬ損をしてしまったり、トラブルに巻き込まれたりする可能性があります。

  • 価値が不安定
  • 詐欺や偽物に注意!
  • 手数料(ガス代)がかかる
  • 法律や税金がまだ追いついていない部分も

価値が不安定

これは仮想通貨にも言えることですが、NFTの価格(価値)は非常に不安定で、大きく変動する可能性があります。

特定のNFTプロジェクトやコレクションが、インフルエンサーの発言やメディア報道などで一時的にブームになっても、すぐに人気が去って価格が暴落することがよくあります。

また、2022〜23年の下落局面では、暗号資産の暴落やFTX破綻などがNFT価格下落の一因になったと考えられており、「暗号資産市況悪化→NFTも一緒に冷え込む」という連動が観測されています。

「買った時より高く、最悪でも同程度で売れるはず」と安易に考えるのは危険です。価値が大きく下がるリスク、最悪の場合、全く売れずに価値がゼロになる可能性もあることを理解しておきましょう。NFTへの投資は、失っても困らない余裕資金で行うことが鉄則です。

2021年前後のバブル期と比べると、NFT市場全体の取引量・平均価格は大きく縮小していますが、中長期の市場規模予測としては、今後ふたたび成長していく見通しが多いです。

詐欺や偽物に注意!

残念ながら、NFTの世界にも詐欺的なプロジェクトや偽物が多く存在します。新しい技術で、まだルールや監視体制が十分に整っていないため、悪意のある者が参入しやすい状況があるのです。

よくある詐欺・トラブルの例としては、偽のNFTプロジェクト無断NFT化(著作権侵害)があります。

偽のNFTプロジェクトとは、有名なプロジェクトやアーティストを装って、偽のNFTを販売することです。公式サイトやSNSアカウントを巧みに偽装している場合もあります。

無断NFT化(著作権侵害)とは、他人のアート作品や写真などを、著作権者の許可なく勝手にNFTとして販売することです。購入しても、法的には正当な権利を得られない可能性があります。

また、NFTは仮想通貨と同様にウォレットに保存しますので、同じようにフィッシング詐欺のリスクもあります。有名なNFTマーケットプレイスやウォレットサービスを装った偽サイトやメールで、ユーザーのウォレット接続情報や秘密鍵、リカバリーフレーズを盗み取ろうとする人がいますので、重要な情報の扱いには注意が必要です。

手数料(ガス代)がかかる

NFTの売買や送付など、ブロックチェーン上で何らかの取引(トランザクション)を行う際には、「ガス代(Gas Fee)」などと呼ばれる手数料が必要になります。これは、ブロックチェーンネットワークを維持・運営してくれている人(マイナーやバリデーター)への報酬として支払われるものです。

NFT本体の価格とは別に、購入時、売却時、他のウォレットへの移動時など、様々なタイミングでガス代が発生します。

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多くのNFTがイーサリアムブロックチェーン上で発行されているため、ガス代もイーサリアムで支払うのが一般的です。

他のブロックチェーン(Polygon, Solanaなど)にもそれぞれ手数料があります。

ガス代は、ネットワークの混雑状況によって常に変動します。取引が集中している時間帯は高騰し、逆に空いている時間帯は安くなる傾向があります。ネットワークが非常に混雑している時には、ガス代だけで数千円〜数万円相当のイーサリアムが必要になることもあり、「NFT本体よりガス代の方が高かった…」なんてことも起こりえます。

NFT取引を行う際は、本体価格だけでなく、このガス代というコストも考慮に入れる必要があります。ガス代の相場は「ETH Gas Station」などのサイトで確認できます。

法律や税金がまだ追いついていない部分も

NFTは比較的新しい技術分野であるため、法律や税金のルールがまだ完全に整備されていない部分があります。

たとえば、NFTの所有権が、紐づけられたデジタルデータの著作権や商用利用権まで含むのかどうかは、NFTを発行する際の規約などによって異なり、法的な解釈がまだ定まっていない部分もあります。また、NFTや仮想通貨に対する各国の規制は異なり、今後変更される可能性もあります。

らっこ

仮想通貨関連は法律変更の可能性が高い分野だっコ

税金については、国税庁から「NFTやFTを用いた取引を行った場合の課税関係」によって指針が示されています。

(1) 役務提供などにより、NFTやFTを取得した場合
・ 役務提供の対価として、NFTやFTを取得した場合は、事業所得、給与所得または雑所得に区分されます。
・ 臨時・偶発的にNFTやFTを取得した場合は、一時所得に区分されます。
・ 上記以外の場合は、雑所得に区分されます。

(2) NFTやFTを譲渡した場合
・ 譲渡したNFTやFTが、譲渡所得の基因となる資産に該当する場合(その所得が譲渡したNFTやFTの値上がり益(キャピタル・ゲイン)と認められる場合)は、譲渡所得に区分されます。
(注)NFTやFTの譲渡が、営利を目的として継続的に行われている場合は、譲渡所得ではなく、雑所得または事業所得に区分されます。
・ 譲渡したNFTやFTが、譲渡所得の基因となる資産に該当しない場合は、雑所得(規模等によっては事業所得)に区分されます。

これは、従来の株・FX・仮想通貨のような「ほぼ一種類の所得区分で済む」商品と比べると構造が複雑ですし、今後変更される可能性もあります。

NFT取引で利益が出た場合は、必ず国税庁のウェブサイトを確認したり、税務署や税理士に相談したりするなどして、適切に確定申告を行う必要があります。

Q&A よくある質問

NFTについて、さらに気になる疑問にQ&A形式でお答えします。

  • NFTってどこで買えるの?
  • NFTを買うには何が必要?
  • NFTは自分でも作れるの?

NFTってどこで買えるの?

NFTを購入できる主な場所は「NFTマーケットプレイス」です。オンライン上のデパートのようなもので、様々なクリエイターやプロジェクトが出品しているNFTを見て回り、購入することができます。

代表的な海外のNFTマーケットプレイスには以下のようなものがあります。

マーケットプレイス特徴
OpenSea (オープンシー)世界最大級のNFTマーケットプレイス。取り扱い量、種類ともに非常に豊富で、初心者から経験者まで多くの人が利用しています。イーサリアム基盤のNFTが中心ですが、他のブロックチェーンにも対応し始めています。
Magic Eden (マジックエデン)Solanaブロックチェーン上のNFTに強いマーケットプレイス。ガス代(手数料)が安いのが特徴です。
Blur (ブラー)プロトレーダー向けの機能が充実しているマーケットプレイス。ロイヤリティ(クリエイターへの還元)の扱いなどで議論を呼ぶことも。

Coincheck NFT、Adam byGMO、LINE NFTなど、日本の企業が運営するマーケットプレイスもあります。日本円で決済できる場合や、特定のコンテンツに特化している場合がありますが、ユーザー数が海外マーケットプレイスと比べてかなり少ないので、出品数や取引の成立しやすさに課題があります。

どのマーケットプレイスを使うかは、欲しいNFTがどのブロックチェーン上にあるか、どの通貨で決済したいか、使いやすさ、取引の成立しやすさなどを考慮して選ぶと良いでしょう。

NFTを買うには何が必要?

NFTを購入するために、一般的に必要になるものは以下の通りです。

必要になるもの詳細
NFT代金用の仮想通貨多くのNFTマーケットプレイスでは、購入時の決済にイーサリアム(ETH)などの仮想通貨が必要です。仮想通貨取引所で口座を開設し、仮想通貨を購入しましょう。
ウォレット購入した仮想通貨やNFTを保管・管理するためのデジタルな財布(ウォレット)が必要です。「MetaMask(メタマスク)」が最も広く使われています。
NFTマーケットプレイスのアカウント利用したいNFTマーケットプレイスにアクセスし、ウォレットを接続してアカウントを作成します。(メールアドレス登録などが必要な場合もあります)
ガス代(手数料)用の仮想通貨NFT本体の価格に加えて、ブロックチェーンに取引を記録するための手数料(ガス代)が別途必要になります。これも通常、イーサリアムなどで支払います。

ざっくり言うと、「仮想通貨を買う → ウォレットに移す → マーケットプレイスで買う」という流れになります。

仮想通貨を購入する際には仮想通貨取引所を経由する必要がありますので、NFTだけ購入したい方も仮想通貨取引所の口座開設が必要になります。

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NFTは自分でも作れるの?

はい、特別なプログラミング知識がなくても、比較的簡単に自分でNFTを作成して出品することができます。

NFTを作成して発行する行為は、「ミント (MINT) と呼ばれます。

OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスには、自分で持っているデジタルデータ(イラスト、写真、音楽など)をアップロードし、タイトルや説明文を入力するだけでNFTを発行できる機能が備わっています。

ただし、自分で作成したNFTが必ず売れるとは限りませんし、出品する際にもガス代がかかる場合があります(マーケットプレイスによっては無料の場合も)。また、他人の著作物を無断でNFT化することは著作権侵害にあたるため、絶対にやめましょう。

自分で作った作品を世界に発信する新しい手段として、試してみる価値はあるかもしれません。

まとめ

今回は、最近よく聞く「NFT」について、その正体から仮想通貨との関係、具体的な使い道、そして注意点までを、できるだけ分かりやすく解説してみました。

最後に、この記事のポイントをギュッとまとめておきましょう。

  • NFTは「非代替性トークン」の略で、「代わりがきかない、唯一無二のデジタル証明書」のこと。
  • ブロックチェーン技術を使って、デジタルデータの所有権や本物であることを証明する。
  • NFTの購入には仮想通貨(主にイーサリアム)とウォレットが必要になることが多い。
  • 仮想通貨と同じブロックチェーン技術が基盤だが、NFT自体は通貨ではない。
  • デジタルアート、ゲームアイテム、メタバースの土地、会員権、チケットなど、様々な使い道がある。
  • 価格変動が大きい、詐欺や偽物が多い、ガス代がかかる、法律・税制が未整備といった注意点・リスクがある。

NFTは、デジタルコンテンツの価値を大きく変える可能性を秘めた、エキサイティングな技術です。一方で、まだ新しく、リスクも多い分野でもあります。この記事を読んで、NFTの世界を少しでも身近に感じてもらえたなら嬉しいです。もしNFTを始めてみる場合は、必ずリスクを理解した上で、慎重に、そして余裕資金で行うようにしてくださいね。

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この記事を書いた人

カナリアのアバター カナリア 仮想通貨専門ライター

仮想通貨(暗号資産)を始めて3年。自分が理解しづらかった点を忘れずに初心者でもよくわかる仮想通貨の入門記事を執筆中。優れたリサーチ力で上級者向けのサービスの解説記事も担当。

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