最近、「メタバースはオワコン」という声を耳にすることが増えました。ゲーム系の仮想通貨のレートが戻らないことからもわかる通り、実際に人気は下火になっている感があります。
しかし、その中でもXR Worldのような本当に過疎ってしまったゲームと、まだある程度のユーザーがいるゲームがあります。

この記事では、メタバース(ブロックチェーンゲーム・NFTゲーム)はオワコンなのかや、過去に人気だったメタバースが現在どうなっているのか、メタバースの過疎り方の調べ方について解説します。
そもそもメタバース(ブロックチェーンゲーム・NFTゲーム)とは?
本題に入る前に、メタバースとは何かについて簡単に解説します。
メタバースとは、「インターネット上に構築された3Dの仮想空間で、アバターを通じて交流・活動できる場所(サービス全体)」のことです。ゲームの中に構築されていることが多いですが、企業や自治体が、バーチャル展示会・音楽ライブ・ファンミーティング・バーチャル観光などをメタバース上で開催するなど、ゲーム以外のメタバースもあります。

仮想通貨が関わるメタバースはブロックチェーンゲーム内に構築されていることが多いです。また、ブロックチェーンゲームは「NFT化されたアイテムやキャラ」が中心になったNFTゲームであることが多いです。このため、メタバースゲームはブロックチェーンゲームやNFTゲームと呼ばれることもあります。

特に、仮想通貨が関わるメタバースは土地がNFTとして売買され、その土地を運営していくのが重要な要素になっています。

メタバース(ブロックチェーンゲーム・NFTゲーム)はオワコン?
さて、ここからが本題です。メタバースが本当にオワコンなのかについて考えてみましょう!
メタバースの現状はこのようになっています。
- メタバース関連の仮想通貨は暴落
- 稼げるからやっていた人がやめた
- サービスを継続しているゲームはわずか
メタバース関連の仮想通貨は暴落
メタバースがオワコンと言われる大きな理由が、メタバース関連の仮想通貨が暴落したことです。
メタバース関連の仮想通貨の暴落のきっかけは2022年からの「仮想通貨の冬」で仮想通貨市場全体が暴落したことですが、ビットコインなどのメジャーな仮想通貨はその後回復したのに対し、メタバース系仮想通貨の多くは回復できていません。
ビットコインのチャートと、有名メタバースゲームDecentralandの仮想通貨マナの値動きを比較してみました。

チャートはTradingViewを使用しています↓↓↓↓↓


上のラインがビットコイン、下のラインがマナです。仮想通貨の冬で同じように下落していますが、そこからの回復の様子が全く違いますね。
らっこオワコンと言われても仕方がないっコ・・・
稼げるからやっていた人がやめた
メタバースゲームは、「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」が大きな特徴です。そのため、純粋にゲームで遊びたい人だけではなく、稼げるからという理由でメタバースゲームをやっていた人も多くいました。
そうしたユーザーは、メタバースゲームの仮想通貨やNFTの価値が低くなると稼げなくなるので、ゲームから離れていってしまいました。
そのため、さらに過疎化が進行してしまっています。
グラフィックスやストーリーの面で一般的なゲームと比べて劣っており、ゲーム自体の魅力でユーザー数を維持することができなかったメタバースゲームも多いようです。



「つまらない」って前から言われていたっコ・・・
ブロックチェーンゲーム・NFTゲームの中には、資金を持つオーナーがゲーム内で必要なNFTキャラやアイテムを購入して保有し、初期資金のないプレイヤー(スカラー)がそのNFTを借りてPlay to Earnのゲームをプレイする「スカラーシップ」という制度が存在していたものも多かったです。しかし、Play to Earnのゲームの仮想通貨が下落して収益性低下した際に、スカラーシップも撤退しました。これがアクティブユーザーの激減の一因となりました。
サービスを継続しているゲームはわずか
仮想通貨の冬でメタバースゲームの仮想通貨が暴落してから既に数年経過しました。多くのゲームは既にサービスを終了していますが、ほそぼそと続いているメタバースゲームもあります。
しかし、知名度の高かったDecentralandやThe Sandboxでさえも1カ月のユーザー数が数百人レベルまで落ち込んでいるので、今後の復活は厳しいでしょう。
VRやARの技術が発展しているため、メタバースゲーム全般にとってはチャンスがあるとも言えるかもしれませんが、もともとゲーム性の低さが指摘されていた仮想通貨系の関わるメタバースゲームに前向きな材料は少ないです。
「メタバースがオワコン」と言われる理由には、メタバースゲーム全般と、仮想通貨の絡むメタバースゲームが混同されている点もあるように思います。仮想通貨の絡むメタバースゲームは、ゲーム性が低いという短所を抱えているので、人気が復活するのはメタバースゲーム全般よりも難しくなるかもしれません。



暴落してしまったメタバース系の仮想通貨、ガチホしても助からないっコ・・・?
メタバース(ブロックチェーンゲーム・NFTゲーム)が過疎ってないか調べる方法は?
メタバースゲーム(ブロックチェーンゲーム・NFTゲーム)を始めるには、ウォレットの接続やアバターの作成などやや手間に感じる手順が必要な場合があります。せっかく始めても過疎っていたらがっかりしてしまいますよね。
そのため、メタバースのゲームを始める前にそのゲームが過疎っていないかを確認することをおすすめします!
過疎り具合は、X(Twitter)などの口コミからも読み取れますが、ブロックチェーンゲームではトランザクションを外部から確認できるため、アクティブユーザーの目安も把握することができます。



ブロックチェーンゲームの特徴だポン!
アクティブユーザー数は、そのゲームやプラットフォームの活気を示す重要な指標です。多くのアクティブユーザーがいる場合、ゲーム内での活動も活発である可能性が高いです。
英語サイトではありますが、ブロックチェーンデータを分析してアクティブユーザーやトランザクション量などの情報を提供している「DappRadar」がおすすめです。
仕組み上、アクティブユーザー数として外部からカウントできるのはブロックチェーンへ書き込みが発生したウォレット数です。移動・チャット・ミニゲームなど、単にメタバース内で遊んでいるだけならブロックチェーンへの書き込みが発生しないため、アクティブユーザー数にはカウントされません。このため、DappRadarなどで計測されるアクティブユーザー数とゲームを実際にプレイしている人数とはずれが生じる可能性があります。
DappRadarで検索する方法
DappRadarでメタバースゲームの情報を検索する方法は以下の通りです。
同じゲームタイトルにつき複数のカテゴリが表示されますので、「Games」のカテゴリに表示される「Splinterlands」をクリックしてください。


ゲームの個別ページが表示されますので、ここで詳しい情報を確認できます。


DappRadarの最新情報の確認方法
DappRadarでは、以下の4種類のデータについて、24時間・7日間・30日間の数値を確認できます。
- UAW(ユニークアクティブウォレット)
- Transactions(トランザクション数)
- Volume(新規流入資金)
- Balance(ゲーム内にある資金)


「k」は1000という意味なので、Splinterlandsは24時間で「7580ウォレット」が「9万7330件」のトランザクションを行ったことが読み取れます(2024年9月時点)。この数字だけ見ると「過疎っている」とは言い難いですが、その隣のVolume(新規流入資金)が約12ドル、Balance(ゲーム内にある資金)が3万8000ドルはかなり低いと言っていいでしょう。
新規資金流入がほとんどないということは、既存のユーザーが惰性で続けているだけの可能性もあります。
なお、1年半が経過した2026年4月になるとこれらの数値はさらに減少して、ほぼゼロになっています。


DappRadarの推移の確認方法
過疎っているかどうかの判断には、上記の4種類のデータの推移を確認するのもおすすめです。
画面をスクロールしていくと表示される過去データのグラフで期間を「1y」や「All」にすると、1年間や全期間のデータの推移を確認することができます。


これを見ると、最盛期からはユーザーなどが激減していることがわかりますね。
主要メタバース(ブロックチェーンゲーム・NFTゲーム)はオワコンか調査!
ここからは、DappRaderの情報をもとに、主要メタバース(ブロックチェーンゲーム・NFTゲーム)がオワコンになっているのか調査してみました!
| ゲームタイトル | 1カ月のアクティブユーザー数 |
|---|---|
| ディセントラランド | 約500 |
| The Sandbox | 約450 |
| Axie Infinity | 約2万人 |




ディセントラランド


DappRaderで確認したところ、2026年4月時点での1カ月間のディセントラランドのアクティブユーザー数(スマートコントラクトを利用したユーザーのみ)は約500でした。
ゲームのユーザー数としてはかなり少ないですが、ほかのメタバースゲームのユーザーがほぼゼロになっていることを考えると、ディセントラランドは多い方です。
また、Dappraderが計測しているアクティブユーザー数はブロックチェーンに取引が記録された数なので、何らかの金銭(資産)のやり取りをしたユーザーとなります。金銭のやりとりをせずに使っているユーザーは含まれませんので、実際のユーザーはもっと多いと思われます。
開催が予定されるイベントの欄を見ると、毎日10件ほどのイベントがありますので、この点でも、「オワコン」「過疎っている」とは言い切れない状況です。




The Sandbox
The Sandboxは、ディセントラランドよりやや少ない水準の1カ月で約450のアクティブユーザー数でした。


ただし、ゲーム内に新規流入した資金は1カ月間にゼロとなっており、お金を使って遊ぶユーザーはほとんどいない可能性があります。
Axie Infinity
Axie InfinityはNFTのモンスターを対戦させる要素がメインのブロックチェーンゲームですが、メタバース要素も含まれます。
このゲームは、なんと現在でも1カ月に約2万人のアクティブユーザーがいます。



段違いの人気だポン!


Axie Infinityは比較的初期から人気のあったゲームです。NFTゲームの最初期に人気だったCryptoKittiesが1カ月50程度のアクティブユーザー数に落ちていることを考えると、Axie Infinityは非常に成功していると言えるでしょう。


メタバースで稼ぐのは難しい
Play to Earn(遊んで稼ぐ)が目的でメタバースゲームに興味を持っている場合、現在の市場環境では稼ぐのがなかなか難しいかもしれません。
どうしてもやってみたい方は、事前にアクティブユーザー数やトークン価格などを調べて、メタバースゲームの中でも比較的人気を維持しているAxie Infinityなどを選ぶのがおすすめです。
英語表記でとっつきにくい面もありますが、気になった方はぜひ「DappRadar」を使ってみてください!


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