らっこ海外FXを利用した際の税金処理はどうなるッコ?



メリット・デメリットも解説するポン!
爆発的に稼げる可能性のある海外FXですが、国内FXと違って一見利益が税務署に把握されないように見えるため、「ばれないだろう」とタカをくくって納税していない人もいます。
確かに、FXでの収益がそこまで大きくない場合はバレにくいという現実がありますが、それでも「いつか調査対象になるかも」とビクビクしながらの生活は良いものではありません。もし調査が入れば、とんでもない額の追徴金を要求されてしまうのですから。
「真面目に税金を納めても、どうせ国に無駄遣いされて終わり」
そう考えると、払うのを躊躇してしまう気持ちもわからないではないですが、それでも税金という制度は大抵の国で定められている国民の義務。誰もが払いたくない中、我慢して払い続けているのです。
そもそも義務ですし、国民のほぼ全員がきっちりとやっていることなのですから、ここはグっと我慢してしっかりと納税を行ないましょう。
国内FXと海外FXは適用される税制が異なり、一般的には海外FXの方が税率が高いと思われていますが、所得の金額によっては国内fxより海外fxのほうが得をする場合もあります。
税金についてしっかり理解しておくことで、FXの利益が税金で削られるのを最小限に防ぐことができます。
この記事では、海外FXの税金のメリット・デメリットや海外FXで税金を安くする方法について詳しく解説します。
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内容の正確性を確保するため、本記事は執筆後、2026年5月時点で著者が税務当局の公式サイト等を再確認しています。ソースは本文中に記載しています。
海外FXの税金で知っておきたいこと
海外FXを利用した場合でも、日本国内で所得税や住民税を納めなければなりません。海外のサービスなので気づかれないのではと考えるのは非常にリスクが高いです。どのような場合でも、一定以上の利益を確保した場合は、海外FXで得た利益を申告し、税金を支払うこととなります。
税金については、海外FXのホームページにも記載されています。
「海外FX口座を利用していく際、海外という言葉がついていることから、納税や確定申告をしなくても良い、と考えてしまいがちですが、日本に住んでいる限りは、納税や確定申告は必須になります。この納税に関する情報やお金の動きに関する情報は、銀行などが持っていることになり、納税をしなければ、その状況は国が把握することになります。」
まずは、海外FXの税金について知っておきたいことを3点紹介します。
- 銀行口座への入出金でバレる
- 利益額によっては申告不要
- FXの利益は青色申告できない
銀行口座への入出金でバレる
この文章にもあるように、海外FXを利用した場合でも銀行口座の流れを確認できれば、国側が脱税していると判断できるのです。つまり、銀行口座にFXからお金が出金されている時点で、既に利益を得られているのは把握されているため、利益を隠し通すのは不可能となっています。
海外FXを利用する際は、必ず税金の支払いに向けて準備を進めておきましょう。税金の支払いをしっかり行わなければ、追徴課税や刑事罰に問われる可能性が高くなり、より多くの損失を被ることとなります。


利益額によっては申告不要
一方で、海外FXで得た利益は、利益額によっては申告が不要です。
会社から給与を受け取っている人で、FXの利益が20万円以下の人は、確定申告の必要はありません。
第百二十一条 その年において給与所得を有する居住者で、その年中に支払を受けるべき第二十八条第一項(給与所得)に規定する給与等(以下この項において「給与等」という。)の金額が二千万円以下であるものは、次の各号のいずれかに該当する場合には、前条第一項の規定にかかわらず、その年分の課税総所得金額及び課税山林所得金額に係る所得税については、同項の規定による申告書を提出することを要しない。ただし、不動産その他の資産をその給与所得に係る給与等の支払者の事業の用に供することによりその対価の支払を受ける場合その他の政令で定める場合は、この限りでない。
引用元:e-GOV 法令検索
また、他に所得がなく、合計所得金額が基礎控除の範囲内に収まる場合は、FXで利益が出ていても所得税が発生しません。基礎控除は以前は48万円でしたが、令和7年以降は細分化されており、最大で95万円です。


FXの利益は青色申告できない
課税所得を下げる方法としては確定申告の際に「青色申告」を使う方法が有名ですが、海外FXの利益に対してこれを使うことはできません。
FXの利益は、法律上「事業所得」ではなく「雑所得(国内FXなら『先物取引に係る雑所得等』、海外FXなら通常の雑所得)」として扱われます。そのため、事業所得などを前提とした青色申告特別控除の対象にはならず、「FXの利益そのものを青色申告にして控除を受ける」という形は取れません。
すでに別の本業で青色申告をしている個人事業主であっても、その事業所得に対して青色申告特別控除は使えますが、FX取引による所得はあくまで事業とは別枠で雑所得として申告します。
海外FXと国内のFXの税金の違いは?
まずは、海外FXと国内FXのそれぞれの利益に適用される税金について解説します。
- 国内FXは申告分離課税で海外FXは総合課税
- 海外FXの総合課税の税率
- どちらが有利かは合計所得によって異なる
国内FXは申告分離課税で海外FXは総合課税
海外FXと国内FXでは、税金がかかるルールが異なります。
国内FXにかかる利益は「先物取引に係る雑所得等」に区分され、約20%の固定の税率となります。一方、海外FXではそのような特別ルールがなく雑所得として処理されることから、累進課税となります。
| 国内fx | 先物取引に係る雑所得等 |
|---|---|
| 海外fx | 雑所得 |
他の所得と区分し、「先物取引に係る雑所得等」として、所得税15パーセント(他に地方税5パーセント)の税率で課税されます(申告分離課税)。
国内FXでも過去には総合課税が採用されていましたが、FX税制が改正された後、申告分離課税に変更されました。これにより、所得が多くなっても一律約20%で済み、利益が大きい場合に課税対象となる金額が抑えられるようになりました。
一方で海外FXについては、今でも総合課税が採用されているため、税率が金額によって変更されます。
海外FXの総合課税の税率
以下の表は、総合課税の場合に課税される金額ごとの税率です。これに10%の住民税と復興特別所得税が加わりますので、合計の税率を()内に記載します。
| 所得 | 税率(所得税込み税率) |
|---|---|
| 1,000円 から 1,949,000円まで | 5%(約15%) |
| 1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10%(約20%) |
| 3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20%(約30%) |
| 6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23%(約33%) |
| 9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33%(約43%) |
| 18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40%(約50%) |
| 40,000,000円 以上 | 45%(約55%) |
どちらが有利かは合計所得によって異なる
所得全体の金額が少ない場合は、国内FXよりも税率が低いため、課税される金額は少なくなります。しかし、所得金額が3,299,000円を超えてしまうと税率が住民税込みで約30%になるため、国内FXの約20%より税率が高くなります。
ただし、これは3,299,000円を超えた部分に対する税率であり、控除もあるため、実効税率が国内FXを上回ってくるのは、もう少し高い所得水準になってからです。
所得金額が900万円を超えるようになると、住民税込みの税率が約33%から約43%に大幅にアップし、負担が増えてしまうので注意が必要です。
所得が多くなると海外FXのほうが負担が重いので、海外FXの税金は高いというイメージが持たれています。しかし、少なくとも3,299,000円までの金額であれば、税率は住民税を入れても約20%と低く、国内FXよりも税金を抑えられます。
海外FXの税金(総合課税)のメリット
基本的には海外FXは税制面では不利ですが、以下のようなメリットもあります。
- 少額であれば税率が低い
- 他の所得と損益通算できる
ここからは、海外FXの利益に適用される総合課税のメリットについて、詳しく説明します。
少額であれば税率が低い
全体の所得が高くなければ、海外FXは税率面では有利になります。
海外FXに関する税金については、一律に税金が高くなるイメージを持っている人もいますが、実際は所得が3,299,000円までであれば税率はほぼ同じで、1,949,000円までの所得であれば国内FXよりも低いです。
所得金額3,299,000円を額面年収に換算すると、独身会社員で約540万円前後となります。そのため、例えば仕事の年収が450万円程度で年間100万円をFX取引で稼ぐ副業トレーダーを想定すると、税率が極端に不利になるわけではありません。


他の所得と損益通算できる
総合課税の雑所得は、同じ雑所得内で損益通算が可能です。たとえば、他の雑所得で赤字が出ていれば、FXの利益と相殺して課税所得を減らすことができます。
雑所得に分類される所得には、原稿料やアフィリエイト収益などがあります。仮想通貨取引の利益も雑所得に含まれます。
申告分離課税の場合、FX(先物取引に係る雑所得等)の損益通算は「同じ区分内(先物取引に係る雑所得等」同士のみ可能」であり、他の雑所得や他の所得区分とは損益通算できません。
原稿料やアフィリエイト収益など一般的な事業の赤字と相殺できるのは大きなメリットです。
海外FXの税金(総合課税)のデメリット
一方で、海外FXの税金にはデメリットもあります。
- 高額な利益を得た際の税率が高い
- 損失繰越ができない
特に高額な利益を得た際の税率が非常に高く、専業トレーダーだと利用するデメリットが大きい場合も多いのです。
ここからは、海外FXの税金にあるデメリットを詳しく説明します。
高額な利益を得た際の税率が高い
3,299,000円を超える利益を得た場合、海外FXで適用される税率は約30%以上となり、国内FXの税率を超えてしまいます。
海外FXを利用するデメリットは、大きな利益を得た際に税率が高くなり、最終的に失う金額が多くなってしまう点にあります。20%を超える税率を適用されてしまうと、せっかく得られた利益も少なくなってしまうのです。
この税率については大きなデメリットなので、資金量が大きくなると国内FXに移行する人もいます。
億の利益を狙う人が個人トレーダーとして海外FXを利用するメリットは小さいです。税率が高くなり、最終的には半分以上の税率が適用される可能性もあります。
損失繰越ができない
海外FXは損失繰越もできません。
国内FXは、「先物取引に係る雑所得等」として、損失を最大3年間繰り越して将来の利益と相殺できる「損失繰越控除」の特例が使えます。
一方、海外FXの損益は日本では総合課税の雑所得として扱われ、こうした「先物取引に係る雑所得等」の損失繰越控除の対象外となるため、翌年以降に損失を繰り越して税負担を軽くすることはできません。
損失繰越はトレーダーにとって非常に有利な制度ですが、利用できるのは国内FXなど申告分離課税の対象となる取引に限られ、海外FXには適用されない点に注意が必要です。
先物取引の差金等決済に係る損失の繰越控除とは、「先物取引に係る雑所得等」の金額の計算上生じた損失がある場合に、その損失の金額を翌年以後3年間にわたり繰り越し、その繰り越された年分の「先物取引に係る雑所得等」の金額を限度として、一定の方法により、「先物取引に係る雑所得等」の金額の計算上その損失の金額を差し引くことです。
海外FXで税金を安くするにはどうすればいい?
海外FXで税金を安くするにはいくつか方法があります。王道なのは「経費計上・所得控除・損益通算」ですが、ほかにも法人口座や海外移住という方法があります
- 経費計上・所得控除・損益通算
- 法人口座を利用する
- 海外移住する
経費計上・所得控除・損益通算
海外FXの税金を合法的に抑えるうえで、現実的に誰でも狙えるのが「経費計上」「所得控除」「損益通算」という三つの基本ルートです。どれも派手さはありませんが、課税所得そのものを減らす正攻法なので、利益が大きくなるほど効き目も大きくなります。
まず、必要経費をきちんと計上することが重要です。海外FXの利益は雑所得(総合課税)として扱われるため、トレード用PCやモニター、スマホ、ネット回線、トレードツールやVPSの利用料、関連書籍・セミナー費用など、「取引のために直接必要だった支出」は原則として経費にできます。自宅でトレードしているなら、家賃や電気代・通信費の一部を按分して経費にすることも検討でき、こうした費用を漏れなく計上することで課税対象となる雑所得を圧縮できます。



必要経費が漏れないように日々気を付けるっコ!
次に、所得控除を最大限活用することも欠かせません。社会保険料控除や生命保険料控除、ふるさと納税による寄附金控除、医療費控除、扶養控除・配偶者控除などを適切に使えば、その分だけ課税所得が直接減ります。海外FXで大きく稼いで高い税率帯にいる人ほど、控除1円あたりの節税効果が大きくなるため、「使える控除をすべて使う」という基本を徹底するだけでも実効税率をかなり下げることができます。
さらに、他の雑所得との損益通算も検討する価値があります。海外FXの損益は総合課税の雑所得に入るため、同じ雑所得に分類される副業収入などと通算して、プラスとマイナスを相殺することが可能です。その一方で、国内FXのような「先物取引に係る雑所得等(申告分離課税)」や、上場株式の譲渡損失とは通算できないため、どの所得同士が通算できるかを区分ごとに整理しておく必要があります。



ここが国内FXと比べて有利ポン
こうした経費・所得控除・損益通算を組み合わせ、「課税所得をどう減らすか」という視点でコツコツ整えることが、海外FXにおける現実的な税金対策の中核になります。
法人口座を利用する
海外FXの税金を抑える方法としてよく挙げられるのが、個人ではなく法人名義で口座を開き、取引を法人の所得として計上するやり方です。個人の場合は総合課税で、所得が増えるほど税率が段階的に上がる仕組みになっていますが、法人化すると法人税・地方法人税・事業税・住民税といった形で、一定の利益水準を超えたところでは実効税率が概ね一定のレンジに収まるため、高利益帯では個人よりも税率が低くなる可能性があります。
法人税の実効税率は30%程度といわれています。


一方で、法人化には会社設立費用や登記コスト、毎年の決算・申告にかかる税理士報酬、社会保険の負担など、税金以外の出費も増えるという現実があります。利益がまだ小さい段階では、こうした固定コストの方が大きくなり、トータルで見ると個人のままの方がむしろ有利というケースも少なくありません。
また、法人口座の開設を認めている海外FX業者かどうか、法人での利用条件や必要書類なども事前に確認する必要があります。そのため、毎年安定して高い利益を出している、あるいは今後も相応の利益規模が見込めるといった人にとっては法人化が有力な選択肢になり得ますが、そうでない場合は、慎重に判断する必要があります。
法人化すると個人と法人で二重課税されるのではと心配する方もいますが、「法人に一度利益が立ち、その一部を給与として個人に振り替えた結果、法人と個人それぞれの所得に税金がかかっている」という構造になるため、「同じ所得への二重課税」はありません。詳しくはこちら↓↓↓↓↓


海外移住する
もう一つ、より根本的に税負担を軽くする方法として語られるのが、税率の低い国や、投資利益に対する課税が非常に軽い国・地域への海外移住です。たとえば、キャピタルゲイン課税が実質ゼロであったり、居住者の所得税率がかなり低く抑えられている国では、日本の総合課税と比べると、同じ利益でも手取りが大きく変わる可能性があります。
ただし、これは税金だけを見て軽々しく選べる方法ではありません。日本の税法では、生活の本拠地がどこにあるか、家族がどこに住んでいるか、日本にどれくらいの期間滞在しているかといった総合的な事情から居住者か非居住者かを判断します。そのため、名目上は海外に住所を移しても、実態として日本での生活が中心であれば、日本の居住者とみなされる可能性があります。
また、移住先のビザや永住権の取得条件、生活費や教育・医療環境、家族の同意など、解決すべき現実的なハードルも非常に多いです。
FXの利益にかかる税率を低くするための移住は実際に行われていますが、もともとノマド思考であったり海外生活が好きな方が多く、税金を安くするためだけに他のあらゆることを我慢して移住するという選択をしている方は少ないようです。移住について詳しくはこちら↓↓↓↓↓


まとめ
海外FXは総合課税と呼ばれる累進課税制度が採用されているため、国内FXで適用されている申告分離課税とは異なります。稼げば稼ぐほど最終的に税金として支払う金額は多くなってしまい、税率が最大だと稼いだ金額の半分以上が税金に変わってしまうのです。
その一方で、少額の利益であれば課税額は高くありません。税率約20%(住民税込み)に抑えられる3,299,000円までであれば、海外FXでも不利にはなりません。その上の区分である「3,300,000円 から 6,949,000円まで」は税率が約30%に上がってしまいますが、この税率は3,300,000円を超えた部分に適用される点や控除金額を考慮すると、330万円を超えてからすぐに海外FXの方が不利になるわけではありません。
他の所得や控除の状況にもよりますが、課税所得が300万円台中盤〜400万円前後に達するあたりから、海外FXの実効税率が国内FXより高くなりやすいとイメージしておくと現実に近いでしょう。
ただし、サラリーマンなどで他の収入もある場合、海外FXだと国内FXと同等または不利になりやすいです。ハイレバレッジボーナスなどの海外FX特有のメリットと税金のデメリットを考えて海外FXを利用するか検討してください!




海外FXと国内FXの違いについてはこちらの記事でまとめています。


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