何も指標が無いのにも関わらず、日付変更の瞬間、特に月末時に価格がいきなり動き、損失を大きくしてしまった経験はないでしょうか?
原因は「ロンドンフィキシング」によるものです。
FXでトレードをするなら、「ロンドンフィキシング」は重要な指標に並び、必ず知るべき知識です。
万が一、知らない場合は、事故に遭遇する前に、是非この記事で必ず知って下さい!
この記事では、こんな悩みが解決できます!
- ロンドンフィキシングとは!?
- ロンドンフィキシングが発生する時間帯は?
- ロンドンフィキシングの値動きの特徴は?
- ロンドンフィキシングの注意点は?
是非!最後までお付き合い下さい!!!
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FX「ロンドンフィキシンング(ロンフィク)」とは?

ロンドンフィキシング(London Fixing)とは、簡単に言うと「ロンドン市場におけるその日の基準レートを決める時間」のことです。
東京市場でいうところの「仲値」に近いイメージですが、もともとは金(ゴールド)のスポット価格を決める値決めの時間として広まり、その後は外国為替の基準レート決定にも使われるようになりました。世界最大規模のロンドン市場で決まるレートなので、市場への影響力はかなり大きくなります。
この時間帯には、世界中の銀行や機関投資家、そして輸出入に関わる企業が、一斉に両替や決済の注文を出してきます。そのため、普段は落ち着いている通貨ペアでも、この時間が近づくと急にトレンドが発生しやすくなるのです。
ここからは、ロンドンフィキシングについて以下の3点から解説します。
- 毎日公表される基準レートが決まる仕組み
- 欧州通貨やゴールドが動く
- 月末・五十日で荒れやすい
毎日公表される基準レートが決まる仕組み
基準レートが決まるということは、金融機関にとってその日の取引価格が確定することを意味します。特に顧客との取引で使うレートが決まるため、銀行のディーラーたちは自分たちが損をしないように、注文の偏りを見ながら慎重に対応します。
具体的には、フィキシングの時間に向けて「売り」と「買い」の攻防が激しくなります。実需、つまり輸出入などのビジネス上の両替注文が多く入ると、その方向にレートが引っ張られる傾向があります。大口注文の流れをうまく捉えられれば、個人トレーダーにも利益機会が生まれます。
欧州通貨やゴールドが動く
ロンフィクで特に意識されやすいのは、ポンドやユーロを含む通貨ペアです。なかでもポンドドル、ユーロドル、ポンド円、ユーロ円は、ロンドン市場のフローが入りやすく、値動きが目立ちやすい代表格です。
とりわけポンドは、ロンドン市場との相性がかなり強い通貨です。欧州勢の参加が本格化する時間帯と重なるため、ポンドドルやポンド円はロンフィク前後で勢いがつきやすく、思った以上に値幅が出ることがあります。ユーロも同様で、ユーロドルはもちろん、ユーロ円でもロンドン時間のフローが素直に反映されやすい印象です。
また、ロンドンフィキシングは為替だけでなく「金(ゴールド)」の価格決定とも深く関係しています。もともとロンドンは世界的な金の取引中心地で、金のスポット価格を決める仕組みが先に定着していました。
そのため、ロンドンフィキシングという言葉は、金の値決めと為替の基準レート決定の両方で使われます。金とドルは逆相関になりやすいので、金価格が大きく動く局面では、ドルストレートの通貨ペアにも影響が波及しやすくなります。この連動を意識しておくと、相場の見え方が少し変わってきます。
月末・五十日で荒れやすい
ロンドンフィキシングは、ふだんから注目されやすい時間帯ですが、とくに月末や五十日は値動きが荒くなりやすい傾向があります。これは、企業の決済や機関投資家のリバランスが重なりやすく、普段以上に大きな注文が市場へ流れ込みやすいからです。需給が一気に偏ると、短時間でも相場が大きく振れやすくなります。
また、月末はポジションの調整や評価損益の確定を意識する動きも加わるため、普段の時間帯よりも神経質な値動きになりがちです。見た目には小さな材料しかなくても、実際には裏で大口の売買がぶつかっていることが少なくありません。こうした背景を知っておくと、「なぜ急に動いたのか」が少し見えやすくなります。
らっこロンフィクを忘れてトレードしてしまうと危ないからトレーダーはチェック必須っコ
FX「ロンドンフィキシング(ロンフィク)」の時間帯とは?
では、具体的に何時にパソコンの前に座っていればいいのでしょうか。ロンドンフィキシングの時間は決まっていますが、日本から参加する場合は「夏時間」と「冬時間」で1時間のズレが生じる点に注意が必要です。これを間違えると、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
季節によって時間が変わるのは、欧米のサマータイム制度の影響です。基本的には深夜の時間帯になりますが、日付が変わるタイミングなので覚えやすいはずです。以下の表で、今の時期がどちらに当てはまるか確認しておきましょう。
| 期間区分 | 適用期間(目安) | 日本時間(開催時刻) |
| 夏時間 | 3月第2日曜日 〜 11月第1日曜日 | 24:00(午前0時) |
|---|---|---|
| 冬時間 | 11月第1日曜日 〜 3月第2日曜日 | 25:00(午前1時) |
実際に値動きが荒くなる時間帯は、日本時間では、1:00(夏時間だと0:00)の前後30分間程度です。
夏時間(サマータイム)におけるロンフィク
夏時間の間は、日本時間の「24時(午前0時)」がロンドンフィキシングの時間になります。だいたい3月中旬から11月上旬までがこの期間にあたります。日本のトレーダーにとっては、まだ起きている人が多い時間帯なので参加しやすいのがメリットですね。
この時期は、23時30分頃からチャートの動きが怪しくなってきます。ニューヨーク市場の午前中の活発な取引とも重なるため、一年の中でも特に値動きが激しくなりやすい時期だと言えます。寝る前のひと稼ぎを狙うなら、夏時間は絶好のタイミングです。
冬時間(標準時間)におけるロンフィク
冬時間になると、開催時刻は1時間遅くなって「25時(午前1時)」になります。11月上旬から翌年の3月中旬までがこの期間です。深夜1時となると、翌日に仕事がある人には少々厳しい時間帯かもしれません。
しかし、参加者が減る深夜だからといって値動きが小さくなるわけではありません。むしろ、市場参加者が減ることで、一部の大口注文によって相場が飛びやすくなることもあります。夜更かしができる日や、どうしてもチャンスを逃したくない時は、目覚ましをかけてでもチェックする価値があります。
ロンフィクなどのロンドン時間の値動きの情報発信では、ロンドン在住のFXトレーダーである松崎美子氏が有名です。


ロンドンフィキシング(ロンフィク)の値動きの特徴
ロンドンフィキシングの時間帯には、他の時間帯とは明らかに違う独特な値動きのクセがあります。このクセを知らずにトレードすると、急な乱高下に巻き込まれて痛い目を見るかもしれません。逆に言えば、パターンさえ掴めば大きな武器になります。
ここでは、フィキシング前後の典型的な動きを紹介します。チャートを見ていると、「あ、今まさにロンフィクの動きが始まったな」と直感的にわかるようになりますよ。
- 時間直前に起こる一方的なトレンド発生
- フィキシング通過後に見られる急激な反転
時間直前に起こる一方的なトレンド発生
フィキシングの時刻(24時または25時)に向けて、レートが一方向に吸い寄せられるように動くことがあります。これを「フィキシングに向けたフロー」と呼びます。例えば、ドル買いの需要が強い日は、時間の30分〜1時間前からジリジリとドル高が進み、直前で加速するような動きを見せます。
この動きは非常に素直で強力です。押し目(一時的な下落)をほとんど作らずに一直線に伸びていくことも珍しくありません。順張りのトレーダーにとっては、非常に取りやすいボーナスタイムと言えるでしょう。
当日のロンドンフィキシングの方向感(ドル高・ドル安)はニュースサイトなどで配信されることもあります。月末や期末などで「フィキシングに向けたドル買いフロー」「ドル売りフローが観測される」といった形で、当日の需給を実況する記事として出ることがありますので、ロンフィクを狙ってトレードする方はニュースサイトもチェックしておきましょう。


フィキシング通過後に見られる急激な反転
面白いのは、フィキシングの時間が過ぎた直後の動きです。時計の針が24時(冬なら25時)を回った途端、それまでのトレンドが嘘のように止まり、逆方向に急落(または急騰)することがよくあります。
これは、基準レートが決まったことで、特定の方向に動かそうとしていた大口の注文がなくなるためです。さらに、短期的な利益を狙っていた投機筋が一斉に利益確定(利食い)を行うため、反動でレートが戻るのです。この「行って来い」の動きも、ロンフィク特有のチャンスです。
FX「ロンドンフィキシング」の注意点とは?
ロンドンフィキシングの時は、以下のような事が起こりやすい状況です。
初心者の方は、肝に銘じておいて下さい!
- スプレッドが広がりやすくなる
- スリッページが起きやすくなる
- 約定拒否が起きる
詳しく見ていきましょう!
スプレットが広がりやすくなる
ロンドンフィキシング前後のような、短期的な変動が激しいときにはスプレッドが広がることがあります。
スプレッドが広いと、せっかく方向感は合っていても利益がほとんど残らない場合もあるため、エントリー前にスプレッドを確認するようにしましょう。
スプレッドについて下記記事で詳しく解説しております!


スリッページが広がりやすくなる
短期的に激しい値動きがある場合、希望通りの注文と違う価格で注文が通ってしまう事があります。
一般に「価格がすべる」と表現されていますが、これをスリッページといいます。
約定拒否が起きる
約定がFX会社に拒否される、ということもあります。
短い時間に多くの注文が殺到したときに、FX会社が注文に対応しきれず約定を受け付けないことがあります。
値動きが激しいロンドンフィキシングでも発生する可能性があるので注意しましょう。


まとめ


ロンドンフィキシングで注意すべきことは、その前後の時間帯にそれまどのトレンドとは逆のトレンドが生まれる可能性があるです。
ロンドンフィキシングの値動きを考慮せずに多くポジションをもっているのであれば、ポジションを少し整理する事をお勧めします。
特に、ヨーロッパ系通貨のユーロやポンドは急激な価格変化が発生する場合もあるので注意が必要です。
取引量が多いユーロよりも、ポンドは値動きの幅が大きい可能性がありますので、特に注意してください。
普段よりロット数を落としてトレードする分にはいいのですが、フルレバレッジで相場に挑んでいるのであれば、大事故に遭遇する可能性が高いです。
初心者トレーダーの方は、慣れるまで、23時頃までに手仕舞いして、その後の値動きを観察して勉強する事もおススメです。
大きなポジション調整が行われやすい金曜日の深夜やブレグジット関連の新しい情報が発表されそうな日のロンドンフィキシングにも注意したいところです。
要は、日本時間では、1:00(夏時間だと0:00)は値動きに注意し、特に月末・期末は更に注意するべきという事です。初心者の方は特に注意して下さい!



















