井村俊哉氏の「井村ファンド」の保有銘柄(組入銘柄)は?大量保有報告書・運用報告書・有価証券届出書を調査

井村ファンド

本記事はプロモーションを含みます。

井村俊哉氏が共同代表を務める投資助言会社Kaihouが助言を行っている「井村ファンド」(fundnote 日本株Kaihouファンド)。

良好なパフォーマンスで注目を集めており、井村ファンドの保有銘柄がわかればロイター通信などの大手メディアも報じています。

しかし、単発のニュースで報じられることはあっても、井村ファンドの月次レポートでは保有銘柄(組入銘柄)は非公開とされているので、ポートフォリオ全体でどのような保有銘柄(組入銘柄)があるのかはわかりにくくなっています。

最新の保有銘柄(組入銘柄)がリアルタイムでわかるわけではありませんが、井村ファンドの保有銘柄は大量保有報告書・運用報告書・有価証券届出書の3つを調べればある程度推測することができます。

この記事では、井村俊哉氏の井村ファンドの保有銘柄(組入銘柄)について調査しました。

本記事は、2026年3月時点で筆者が井村ファンドの大量保有報告書・運用報告書・有価証券届出書の3つを調査して執筆しました。出典は本文中にテキストリンクで掲載しています。

目次

井村俊哉氏の井村ファンドの保有銘柄(組入銘柄)の3つの調べ方とは?

井村俊哉氏が投資助言に関わる井村ファンド(fundnote 日本株Kaihouファンド)は運用者向けに出している月次レポートでは保有銘柄が非公開になっていますが、以下の3つの方法で保有銘柄を推測することができます。

それぞれ情報を得られるタイミングが異なります。

書類名タイミング
運用報告書年1回
有価証券届出書ファンド募集のタイミング
大量保有報告書随時

個人の場合は会社四季報の大株主情報も参考になりますが、ファンドの場合は名義が信託銀行になる場合があるので、参考になりません。井村ファンドを運営するfundnoteも、大株主として会社四季報に掲載されている銘柄はありません。

運用報告書

ファンドは決算ごとに運用報告書を作成し、交付する義務があります。井村ファンドの決算は1月なので、年に1回1月に運用報告書が作成され、井村ファンドを運営するfundnote株式会社のサイトで公開されます。

井村ファンドは2025年に始まったファンドなのでまだ第1期のものしか公開されていませんが、2026年1月に公表された運用報告書には保有銘柄(組入銘柄)が掲載されています。

井村俊哉氏の井村ファンドの保有銘柄(組入銘柄)

年に1回しか情報が得られるタイミングがありませんが、保有銘柄が明確にわかるため、まずは確認しておきたい情報です。

重要事項だけを抜き出した交付運用報告書には組入銘柄上位10位が掲載され、全体版の運用報告書には全銘柄が掲載されます。

井村俊哉氏の井村ファンドの保有銘柄(組入銘柄)

有価証券届出書

有価証券届出書は、ファンドの募集をする際に提出する必要がある書類で、金融庁が運営するEDINET(エディネット) で確認できます。

EDINETは、上場企業などが有価証券報告書や大量保有報告書をインターネット経由で提出し、投資家が閲覧できるようにするための公式データベースです。

井村ファンドも継続募集のタイミングで有価証券届出書を提出しており、2026年3月時点で、最新の有価証券届出書は、2025年12月に提出されたものです。

井村俊哉氏の井村ファンドの保有銘柄(組入銘柄)

井村ファンドの有価証券届出書は上位銘柄が掲載される形式なので、運用報告書と同じです。最新の保有銘柄を確認する目的であれば、有価証券届出書か運用報告書のどちらか作成日が新しいものを見れば十分でしょう。

時期がずれていれば、売却した銘柄も把握できます。

大量保有報告書

大量保有報告書は、「ある人が上場企業の株を5%超持ったときに、その事実を市場に知らせるための報告書」です。

株価に影響しうる「大口株主の存在」を可視化するための仕組みだと捉えると分かりやすいです。

大量保有報告書は、金融庁が運営するEDINET(エディネット) で確認できます。EDINETは、上場企業などが有価証券報告書や大量保有報告書をインターネット経由で提出し、投資家が閲覧できるようにするための公式データベースです。

保有割合が1%以上増減したときも変更報告書を出す義務があるため、大口保有報告書のデータをたどれば、ある人が現在保有している株式の情報を推測することができます。

らっこ

大口で「ガチ保有」している銘柄がわかるっコ!

運用報告書や有価証券届出書と異なり、大口保有が始まった際に随時大口保有報告書が提出されるため、最新の情報を確認できます。

井村俊哉氏の井村ファンドが提出した大量保有報告書は?

大量保有報告書については仕組みが少しややこしいため、ここから詳しく解説します。

2026年3月までの大量保有報告書の提出状況

2026年3月時点で井村ファンド(fundnote 日本株Kaihouファンド)が提出した大口保有報告書は以下の通りです。

銘柄名提出時の保有割合
/報告義務発生日
最新の変更報告書
/報告義務発生日
大末建設(1814)6.21%
2025年3月14日
3.44%
2025年11月14日
川田テクノロジーズ (3443)5.94%
2025年4月30日
6.97%
2025年11月14日
豊和工業(6203)5.66%
2025年8月15日
0%
2025年9月12日
大垣共立銀行 (8361)5.39%
2025年9月30日
0%
2025年12月15日
エフアンドエム(4771)5.80%
2025年10月15日
0%
2025年10月31日
シイエムケイ(6958)6.66%
2025年10月31日
11.20%
2025年12月15日
エノモト(6928)7.66%
2025年11月14日
10.21%
2015年12月2日
ヤマト(1967)5.10%
2025年12月31日
なし
電気興業(6706)6.48%
2026年1月15日
7.74%
2026年2月13日
KNT-CTホールディングス(9726)5.25%
2026年1月15日
なし
SMK(6798)5.26%
2026年1月30日
なし

現在の保有状況について、ピンク・青・黄色で色分けしました。ピンクの銘柄は現在も一定程度保有していることが確実な銘柄です。変更報告書が一度も出ていない、または大量報告書の提出を義務付けられる5%超の基準を下回る変更報告書が出ていないため、保有を継続していることがわかります。

青の銘柄は、保有比率0%に低下していますので、全量既に売却されていて、現在は保有していません。

黄色の銘柄は、現在も保有しているかどうかが大量報告書からは読み取れない銘柄です。大量報告書の提出を義務付けられる5%超の基準を下回る変更報告書が一度出された場合、それ以降にさらに売却しても、保有比率の推移を報告する義務はないためです。

最新の保有銘柄(組入銘柄)は?

先ほどの色分けに基づいてまとめると、井村ファンドは2025年の立ち上げ以降に取得した株式のうち、現在も以下の銘柄を大口で保有し続けていると考えられます。

  • 川田テクノロジーズ
  • シイエムケイ
  • エノモト
  • ヤマト
  • 電気興業
  • KNT-CTホールディングス
  • SMK

運用報告書・有価証券届出書との違いは?

上位の保有銘柄を報告する運用報告書・有価証券届出書のうち、最新のものは2026年1月に公開された年間の運用報告書です。

井村俊哉氏の井村ファンドの保有銘柄(組入銘柄)

大量報告書とは少し銘柄が違うことがわかりますね。

川田テクノロジーや日本シイエムケイは中型株なので、「井村ファンドがまとまった金額を投資して組入銘柄の上位を占める」と同時にその銘柄にとっても「井村ファンドが大口保有株主になる」という構図になります。一方、時価総額が大きいかんぽ生命保険などは「井村ファンドがまとまった金額を投資しても全体の時価総額が大きすぎて大口保有株主にはなれない」という構図になります。

基準が違いますので、井村ファンドの銘柄を知りたい場合は、どちらの資料も確認することをおすすめします。

井村俊哉氏の井村ファンド保有銘柄(組入銘柄)は大量保有報告書でマメに確認する

本記事では、井村俊哉氏の井村ファンド(fundnote 日本株Kaihouファンド)の保有銘柄(組入銘柄)について紹介しました。「運用報告書または有価証券届出書のうち新しい方で保有銘柄上位10位程度」を確認し、最新情報は大量保有報告書で把握する方法がおすすめです。

井村ファンドは比較的早いスパンで株式を売却することも多いので、大量保有報告書も追った方がいいでしょう。井村ファンドは注目を集めているファンドなので、大量保有報告書が提出されたタイミングでロイター通信などで報道されることもあります。

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井村ファンドの「現在の保有銘柄リスト」はどこかに公開されていますか?

井村ファンドは月次レポートで銘柄を非公開にしているため、リアルタイムの全銘柄リストが公式に公開されている場所はありません。公募投信なので決算ごとに運用報告書で組入銘柄が開示されますが、これはあくまで「その決算日時点」のスナップショットです。有価証券届出書や大量保有報告書などを組み合わせることでコア銘柄はかなり推定できますが、「常に最新のフルポートフォリオ」を完全に外から追うことはできない構造になっています。

井村ファンドの保有銘柄は、どの開示資料を見れば分かりますか?

公式に使える主な情報源は三つあります。1つ目が決算ごとの運用報告書(交付運用報告書+全体版)で、期末時点の組入上位銘柄および全銘柄が分かります。2つ目が有価証券届出書で、継続募集用の届出書に「組入上位銘柄と比率」が載る場合があります。3つ目が大量保有報告書で、fundnote名義(Kaihouの助言付き)で5%超を保有している銘柄が確認できます。これらを時系列で並べて「コア銘柄」を抽出するのが実務的なアプローチです。

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この記事を書いた人

金融ジャンルに特化し、執筆実績300本以上を持つプロライター。株・FX・仮想通貨(暗号資産)の3大市場に精通し、テクニカル指標の基礎解説からFXブローカー・仮想通貨取引所の詳細なスペック比較まで幅広く手がけている。当サイトでは主にMEXCの解説記事とインフルエンサーの調査記事を担当し、上級者が気になる細かな仕様やリスクにも踏み込んだ詳細な記事執筆を得意としている。

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