BMキャピタルは、解散を前提とした運用スキームで規制を回避しながら巨額の資金を集めた投資ファンドです。
2025年には東京地方裁判所により金融商品取引法違反行為の禁止および停止命令が出され、多くの投資家に影響が及びました。
この記事では、BMキャピタルのスキームや手数料と実質利回りの関係、評判などについて整理して解説します。
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BMキャピタルとは何か|解散を前提とした運用スキーム
BMキャピタル(BM CAPITAL)は、日本の投資家向けに私募形式で出資を募っていたヘッジファンドとして知られています。
2013年ごろから活動していたとされ、主に国内外の株式を対象に、高額な出資を前提とした運用スキームを採用していました。
その運営実態をめぐり、2025年に金融庁・証券取引等監視委員会が調査を実施したところ、BMキャピタルという名称を用いて資金調達が行われ、延べ1,816名から約223億円が集められていたことが明らかになりました。

その結果、無登録での出資募集や運用、広告手法が問題視され、東京地方裁判所により金融商品取引法違反行為の禁止および停止命令が出されています。
BMキャピタルには以下のような特徴がありました。
- 合同会社の社員権で資金集め
- 解散を前提とした運用
- 年平均10%以上の高利回りのアピール
合同会社の社員権で資金集め
BMキャピタルは、複数のBM合同会社を使い、「合同会社の社員権を自己募集しているだけ」という形で資金を集めていたとされています。
金融商品取引業の登録がない状況で資金を集めることは通常はできませんが、合同会社が自社の社員権を募集する行為は、金融商品取引業の登録が不要とされるケースがあります。
そのため、「金融庁の登録がなくても問題ない仕組み」と受け取られやすく、投資家の警戒が薄くなってしまいました。
らっこ脱法スキームには注意っコ・・・
ちなみに、社員権のスキームについては巨額の被害が出て話題となったエクシア合同会社でも使われています。エクシアの元トップの菊地翔氏は、有名キャバ嬢のひめかさんとの交際時の状況をSNSなどで暴露していることでも話題になります。


解散を前提とした運用
合同会社への出資の形態で運用すると、出資者が500人以上になると有価証券報告書の提出義務など、開示負担が一気に重くなります。そのため、BMキャピタルは合同会社を一定期間で解散させることを前提とした運用スキームを採用していました。
具体的には、BM合同会社が出資を集めて日本株や中国株で運用し、一定期間後、出資者の同意を得たうえで合同会社を解散します。


返金を希望する出資者には現金で対応し、それ以外の運用資産はブラッククローバー社に移され、出資者にはBC日本株ファンドの持分が分配されます。



複雑なスキームっコ・・・
このように、会社を解散させる、運用主体を切り替えるという流れを採用することで、金融商品取引業の登録や情報開示の負担を回避しながら、スキームを回し続けられることが可能になっていました。
年間運用利回り10%以上の高利回りアピール
証券取引等監視委員会の説明によれば、BM合同会社やブラッククローバー社の関係者は、広告であることを明示せず架空の運営者名を使った投資情報サイトを複数作成し、いわゆるステルスマーケティングによる集客を行っていたとされています。
これらのサイトでは、「日本国内のヘッジファンドおすすめランキング1位」、「年間運用利回り10%以上」といった表現でBMキャピタルを紹介し、公式サイトへ誘導する形で投資家の関心を引いていたようです。





自作自演には注意ポン!
高すぎる利回りをアピールする投資商品には注意が必要です。月利20%の仮想通貨のアービトラージをうたって資金を集めたプランスゴールドでも莫大な被害が出ました。


BMキャピタルは儲からない?手数料と実質利回りがポイント
BMキャピタルは、東京地方裁判所により金融商品取引法違反行為の禁止および停止命令によって、違法なビジネスであったことが明らかになりましたが、それ以前にも「儲からない」として批判の声がありました。
その理由は、手数料と実質利回りです。
手数料を考慮した実質利回りとは?
証券取引等監視委員会の調査では、BMキャピタルの運用実績について、顧客に対し「通年で一度もマイナスになったことはない」、「年間運用利回り10%以上」といった説明が行われていたとされています。
ただし、こうした数字を評価する際に見落とせないのが、手数料を含めた実質利回りです。
一般的なヘッジファンドと同様に、BMキャピタルでも購入時の手数料と、利益が出た場合に支払う成功報酬の二段階の手数料が設定されていたとされています。
投資家向け情報サイトなどによると、BMキャピタルの購入手数料はおおむね5%前後、成功報酬は30から50%程度とされていました。



一般的なヘッジファンドの成功報酬より高いっコ!
利回りのシュミレーション
たとえば1,000万円を投資した場合、購入手数料が5%であれば、実際に運用に回る資金は950万円からスタートします。
その後、1年間で10%の運用益、つまり95万円の利益が出たと仮定します。ここで成功報酬が40%と設定されていれば、95万円のうち38万円が手数料として差し引かれます。
このように、表向きには「年間運用利回り10%」と聞こえても、購入手数料と成功報酬を考慮すると、投資家が実際に手にする利益は大きく目減りします。
BMキャピタルの利回りを評価する際には、提示されていた数字だけでなく、手数料を含めた実質的なリターンをどう見るかが重要なポイントと言えるでしょう。
BMキャピタルのブラッククローバー社と坂本俊吾氏とは?
BMキャピタルには、スキームの中に別の会社である「ブラッククローバー社」が関わっていました。
2025年8月、東京地方裁判所は、証券取引等監視委員会の申立てを受け、ブラッククローバー社およびその代表者である坂本俊吾氏に対し、金融商品取引法違反行為の禁止および停止を命じました。
ブラッククローバー社と坂本俊吾氏はどのような存在だったのでしょうか?
ブラッククローバー社とは?
ブラッククローバー社(Black Clover Limited)は、2015年8月にセーシェル共和国で設立された、投資事業を目的とする外国法人です。
同社は、日本株を対象とする「BC日本株ファンド」や、中国株を対象とする「BC中国株ファンド」を組成し、運用を行っていました。


証券取引等監視委員会の資料によると、同社は日本の金融商品取引業の登録を受けないまま、各BM合同会社から運用資産を現物出資の形で引き継ぎ、さらに投資家345名から約30億円の資金を集めていたとされています。
本店所在地であるセーシェル共和国は、国際的に金融規制が緩い地域として知られており、海外法人が設立されるケースも多いとされています。海外FX業者のライセンスにもよく使われています。


坂本俊吾氏とは?
坂本俊吾氏は1987年生まれの日本人で、海外を拠点に活動していた投資家として紹介されてきました。
金融庁の資料によれば、外資系証券会社に勤務した経歴を持ち、2015年にブラッククローバー社の設立に関与したとされています。
金融庁の調査では、坂本氏がブラッククローバー社およびBMキャピタル関連ファンドにおいて、運用業務のほか、投資家向け説明や勧誘に関する方針決定、資料作成などに関与していたとされています。
BMキャピタルは創業者本人がSNS等で発信するスタイルではなかったため、坂本俊吾氏の経歴には謎が多いです。
本人のサイトなのではとされている「https://shungosakamoto.com/」では、「東京大学在籍中に企業。大学卒業後はバークレイズ証券でアナリストとして経験を積む」と書かれています。


BMキャピタルの評判は?「最低」「怪しい」と言われる理由を解説
BMキャピタルの評判はどのようなものだったのでしょうか?以下の点から解説します。
- 返金の目途がつかず「最低」との評判に
- 以前から一部で「怪しい」という評判
- 5chでの評判は?
返金の目途がつかず「最低」との評判に
BMキャピタルは、金融商品取引法違反行為の禁止および停止を裁判所から命じられた2025年を境に評判が大きく変化しています。返金や資金の行方について先行きが見通しにくい状況となった点が影響しています。
少なくとも公開されている体験談やブログを見る限り、2025年の裁判所の命令が出るまでは、解約希望者に返金が行われ、利益を得て終えた投資家も実際にいました。
しかし、裁判所の命令が出てからは、一部の投資家にはすでに返金が実行されているが、多数の投資家は書類待ち・振込待ちの状態が続いています。
ブラッククローバー側は返金の意向を示しており、メール等での出資者への連絡は続いているようですが、サイト(https://bmcapital.jp/)は既に閉鎖されています。
このような状況により、最近ではBMキャピタルの評判はほぼネガティブ一色と言ってよく、「返金されない」「最低」「ポンジ疑惑」といった文脈で語られることが圧倒的に多いです。
以前から一部で「怪しい」という評判
BMキャピタルは、行政処分が表面化する以前は「マイナスの年がない」、「年間運用利回り10%以上」といった好意的な評価や比較記事が多く、高評価が優勢でした。
一方で、金融リテラシーの高いブロガーや一部の専門サイトの中には、合同会社スキームの分かりにくさや運用実態・実績が十分に開示されていない点などを踏まえ、「注意が必要」「怪しい」といった問題提起を行っていたケースも見られました。
BMキャピタルは実際に資金を運用していた形跡があり、ポンジスキームではないという見方をされています。
しかし、出資者への返金が進んでいないことから、運用実績として公表していた数字と実際に保有している資産に乖離があるのではとの疑惑も出ています。
5chでの評判は?
BMキャピタルは、5chではほとんど話題になっていません。
BMキャピタル専用の炎上スレが大規模に立つほどではなく、専用スレでも少人数の断片的な疑問・体験談共有が中心となっています。
本来なら投資のカテゴリで語られる話題ですが、防犯・詐欺対策板に「BMキャピタルの坂本俊吾」というスレッドが立てられ、少数の書き込みがあることは確認できます。


BMキャピタルは最低出資額が原則1000万円以上からと多かったこともあり、一般向けの投資案件よりは被害者が少なかったことなどが背景にあるかもしれません。
まとめ
BMキャピタルは、年間運用利回り10%以上をうたう利回りによって投資家の注目を集めた投資ファンドです。
一方で、2025年に金融庁・証券取引等監視委員会から無登録金融商品取引業として法的措置を受け、状況は大きく変化しました。
調査では、無登録での出資募集・運用、広告と明示しない集客手法などが問題視され、最終的に業務の禁止・停止命令が出されています。
詐欺を目的としていたわけではなく実際に運用はされていたとみられていますが、命令が出てから1年近く経過した2026年2月時点でも返金が行われておらず、被害者は不安な日々を過ごしているようです。
脱法的なスキームで規制を回避する投資ファンドにはリスクがありますので、同様のファンドが現れた際には注意しましょう!


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- BMキャピタルとは、そもそもどんなファンドだったのですか?
BMキャピタルは、日本株を中心に投資するヘッジファンドとして、合同会社の社員権を通じて富裕層から資金を集めていた私募ファンドです。最低投資額は原則1,000万円とされ、「年10%前後の安定利回り」をうたう日本最大級の個人向けヘッジファンドとして、多くの紹介サイトに取り上げられていました。
- BMキャピタルはどのような仕組みで運用されていたのですか?
出資者はBM合同会社の社員権を取得し、その資金で日本株などを運用するスキームでした。合同会社は一定期間ごとに解散し、返金希望者には現金で応じ、残りの運用資産はブラッククローバー社のBC日本株ファンドなどに現物出資され、その持分が出資者に分配されるという、やや複雑な構造になっていました。
- BMキャピタルは何が問題視され、どのような結末を迎えたのですか?
金融庁・証券取引等監視委員会は、BMキャピタル(各BM合同会社)とブラッククローバー社が、金融商品取引業の登録を受けずに集団投資スキームの募集・運用を行っていた(無登録金商業)と認定し、裁判所に禁止・停止命令を申し立てました。2025年には東京地裁が申立てどおりの禁止・停止命令を出し、BMキャピタルのスキームは事実上「無登録で多数の個人から資金を集めていたファンド」として幕引きを迎えています。
- BMキャピタルはポンジスキームだったと言えるのでしょうか?
公的資料上は、BMキャピタル/ブラッククローバーが実際に株式投資を行っていたことが示されており、「最初から運用ゼロの純粋なポンジ」とまでは認定されていません。ただし、無登録での募集、複雑な解散スキーム、返金の遅延などから、結果として新規資金頼みの危うい構造になっていたのではないかという意味で、ポンジ的な疑惑や批判が出ているのが実情です。
- BMキャピタルは、投資の世界にどのような教訓を残したと言えますか?
BMキャピタルのケースからは、「有名人の評判や高利回りの口コミ、ランキングサイトの評価だけで判断する危うさ」や、「無登録の合同会社スキームや高利回りの謳い文句への警戒の必要性」、「運用実態が見えにくい私募ファンドにおける返金リスクの大きさ」といった教訓が得られます。現在BMキャピタルは新規募集を停止していますが、今後同様のファンドが登場した際には注意が必要です。



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